それは( ;´Д`)いやぁぁぁぁぁー!

ARTIFACT@ハテナ系さんで以下のようなエントリーが。
はてなポータルを望む―はてなはmixiの機能を飲み込め!―



なんか、「ひょっとしてコレは半ば釣りなんではないか」と思う内容ですが。乱暴に要点を挙げると、はてなはユーザーが自覚的に「書く」事でアクセスコントロール、コミュニティを機能させなければならない所を、アイコン化、コマンドのクリック化によって

いわゆる「はてな出会い系」的な機能をどんどん強化しよう

という事だと。



で、自分はソレ困るなぁ、そんな方向に進むなら漏れ様は「はてな」やめるなぁ、と。
特に足跡とか、「繋がりを強化するのをシステムとして推奨」するのは勘弁して、と。



や、商業面とかを考えると、そちらに進むのは正しいかもしれませんけど。
でもね、それなら別にmixiでいいんちやうの、と。



kanose氏は「出会い系」って表現しているけど、自分的にはそれは、はてなの「世間化」と表現したいところで。
mixiみたいに「自分は誰それと近しい仲で、趣味はこんなで、職業はこういう方面で」*1なんてのを公表しているのが必須*2な「ネット上の人格」ってのは、ネットによって「世間に生きる自分」を拡張しているだけな感じがしているんですよ。
何か日記でも、スケジュールでも、誰かが見ているのを気にしながら書いてしまう、と。



はてなの良い所って、Textが基本にある、ってところで。
だから、漏れ様はそのユーザが、「何を書いた(表現した)」かが興味があるというか、自分にとって価値があるんですね。シャープなものの見方、知らなかった事を教えられるテキストに価値がある、と。
性別とか、年齢とか、誰(というか何人)と知り合いだとか、そういうのからある程度自由になれるから、はてなを読むし、ダイアリーを書いているわけで。



例を挙げといた方がいいかな?
まず書く方で言うと、例えば、自分は3DCGの作品、ソフトについて書く事があるのだけど、仮に「○○のソフトのここがダメだなぁ」なんて思ったとしても、mixi的な場で書く気にならんのですよ。
世の中には、「○○ソフト マンセー」な方達だっているわけで、「繋がり」がやたら明示されるmixi的な場でのその一文が、どこでどんなトラブルの種になるかわかんないし。特にオンラインよりもオフラインで、いらんとこで八分にされる事があるんではないかと思っていたり。
そういうのを避けようとすると「今日は良いお天気ですねぇ」的な事しか書けない訳で。
読む方でも、mixi的な場での「繋がりを背負ったText」には漏れ自身は何の期待感も無いですね。
また「足跡」のおかげで気軽にクリックして巡回するのも気が引けますし。特に自分の方がマイミクが少なくて、日記も少なくてコンテンツ的に見劣りしていたりするとね。何の繋がりも無いユーザーのページを踏んで、10分後に踏んだ先の人が自分のページを見たりしていると、なんか気が引けるし。「なんか全然知らない人の庭先覗いちゃったのかなぁ」なんて。



ま、そういう「恋愛資本主義」ならぬ「繋がり至上主義」は息苦しいです、自分は。と。




<追記>
と、ここまで書いてみたんだけど
チョッと、こういうのって、文字だけの記述で突っ込み入れたりすんのは、イカンかったかな、と。チト反省していまして。



上で自分は、「mixiの繋がり至上主義はいややー!」って言ってる訳だけど、それって、ポータルページへのアクセスのしかた、カスタマイズというか、デザインによって「繋がり至上主義」になるかどうかが決まる事になるよなぁ、と。



mixiって、マイミクシィという「私にはこんだけ友達が居ます」システムと「あしあと」システムが、漏れ様が言うところの「繋がり至上主義」を構成していると思うんだけど、それは「相互リンク」「アクセスログ」の別形態でしかない訳で。



「相互リンク」「アクセスログ」をどんなデザインにするか、ポータルページをどういう風に運用するかで、印象は全然変わってしまうな、と。



だもんで、kanose氏はマイミクを導入しよう!って言ってる訳じゃないし、「あしあと」は危険*3かな、とも言ってる訳で、kanose氏が想像した「はてなポータルページ」は私の懸念とは関係の無いものだったんじゃないのかと、今になって思っていたり。

*1:しかも、招待してくれた人、マイミク登録してる人らに晒せる「表向きの」それら

*2:必須じゃないやん、って思う方もいるかもしれないけど、マイミクとか少なかったりするとそれだけで「mixi的に」価値が低いユーザーな感じしません?

*3:どういう文脈で「危険」なのかは分からないけれど

ありゃ。

やはりそうでしたか。
ARTIFACT@ハテナ系 繋がり至上主義は困る


上の追記で書いたように、スウプの勇み足が過ぎたようです。
kanoseさん、その他リンクをたどられた方、申し訳ありません。m(_ _)m


しかし、mixiに漠然と感じていたモヤモヤを考える良い機会になりました。
自分が何で「はてな」をメインにしているかも良く分かったし。
しかし、WEBページのデザインだけで「繋がり至上主義」を演出することも出来るし、ただのリンク、アクセスログにもなるし。デザインとその思想ってやっぱり大事なのだなぁ、と。
そして、自分は「はてなダイアリー」のデザイン思想をかっているのだなぁ、と。

つかね、

日本の「世間」にうまくフィットして生活している人には「繋がり至上主義」な場での活動は気持ち良いのだろうな、と。
幼少の頃に西洋に居たせいなのか、そういう漏れ様から見て「ウェット」なのが苦手な人間からすると「べつに普通のリンクで良いんちがうん?」と。

上で

「半ば釣り」って書いたのは、その日のエントリーで
http://www.otsune.com/diary/2005/05/25/5.html#200505255
も紹介されてたから。コレを見つつ、はてなmixi化を唱えてみたりするわけだから、「商業的にはmixiライク(村社会文化)な方向に進むかもしれないけど、はてな(殺伐系ネット文化)のみんな、それどうよ?」ってな感じで。
と、まぁ妄想してみたり。



ちなみに漏れ様は

    • 知人がおかしな文章を書いていたぞ。赤の他人が無責任に指摘するよりも前に、知人である自分がツッコミをしておこう。知り合いだから悪意があると勘違いはしないだろうし。

を、若い頃、会社でやったことがあってエライ目、、、(ry。
この世は「村社会文化」で動いている、と身に染みて勉強したのでした。( ´ー`)y−~~