生存報告的な

何か。


なんか、民間打ち上げロケット廻りは凄い事になってますなぁ。
前からspaceXのFalcon9は良く名前を見かけていたけれど、ジェフ・ベゾスのBlue Originが見た目のインパクト大で、度肝を抜かれてしまった。しかも、もうほんとに1段目の再利用してるしね。

うはははは、ロケットの未来は「東宝特撮」にあった、という所だろうか?
なんか見慣れない景色なんで、縦に戻ってくる第一段が生き物の様に見えるなぁ。


けどね、このBlue Originのシルエットとか大きさから、俺個人は、1979年のアメリカのTV映画の「Salvage 1」が頭に浮かんだのよな。

あらすじは、解体屋を営むオヤジが、自前で月ロケットを作って、アポロ計画が月に残した“お宝”廃品を回収しようと思い立ち、元宇宙飛行士や女性科学者を巻き込んで、FBIの監視をかいくぐり、月に到達する、、、というものだったように思う。


何でこんなマイナー作品知ってるかって?
それは、俺がガキの頃、親の仕事の都合でアメリカに居て、現地でリアルタイムでこの番組を観たからさ!
このね、ロケットのスケール感とか、カプセル部が頭でっかちな感じとか、Blue Originにチョッと似てるよナァ、と。また、縦に、逆噴射しながら着陸するのも同じ。

Salvage 1 - Google 検索


しかし、まさか30年以上前の番組の題名までは覚えていなかったのよね。
そこで、ぐーぐる先生に「backyard rocket TV」と打ち込んで、少しだけ丁寧に検索結果を探ってみたら出て来るんだからね。いや、凄いね、ビバ・インターネットだね。




まぁ、ロケットまつり廻りの、所謂「ロケット・クラスタ」には突っ込みどころ満載な“リアリティ”ではあるけれど、こういうストーリーをあの時代に、一つの作品に仕上げた(つか、TV映画のエピソード0以降は週間ペースで19話作ったんだからね)のだから、凄い事ですよ。


そういう意味では、「下町なんとか」は半端にリアル。
いやいや、違うか。あれは町工場とか、あれはあれで日本に暮らす人にとって必要なリアルか。
「Salvage-1」の砂漠でロケット打ち上げる解体業のアメリカ人のオヤジって、なんか居そうだもんね。
そう思いません?


ちなみに、作品としては、ロケットを作って初めて月まで往復するEp0が良く出来てると思うし、残りの18エピソードは蛇足と言うか、ネタ的にダレる他無いので、これだけ見とけばいいかも。