巡回先の

ダイアリーで「デスマーチ」について語られていて。
2005-05-09
ある「デスマーチなプロジェクト」についてのエッセイを採り上げて、乱暴に要約させて頂くと、「開発体制についてブツブツ言ってるけど、そんなデスマーチをしてしまうのは単に本人の能力不足なんちゃうん。」って言っておられるようで。



まぁ、ある意味その通りではあるのだけど、デスマーチって、決して現場の人間の「能力」のせいでそうなるとは、自分の経験上とても思えなくて。
コメント欄の「デスマ経験者」氏も書いているように、自分もデスマーチって、技術云々よりも「問題解決に全く寄与しない事象」によって引き起こされると思っていて。つまり、現場より上位の組織の「官僚主義とか政治的要因」によって起る、と。



ある意味その通り、と思っているのは、優秀な人ってのは開発体制も整った(と言うより、「まとも」と言うべきか)現場で仕事が出来る、と。嫌なら辞めればいい。優秀が故に他の現場で飯を食う事が出来るし。
で、「並よりチョッと上」から下のレベルはそうそう現場を変える訳にも行かないから、世の中の大部分である「問題解決を阻む要因のある」現場で働くことになる訳で。
そんな意味で、まともな現場を選べるかどうか、と言う意味で「能力」次第とは言えるかと。



と、まぁ、今までの仕事歴を振り返ると思うわけで。
え、デスマーチはプログラミング関係だけだろ、おまいはCGオペレーター違うんかって?
や、そんな事無いっすよ。CG関係でもありますよ、デスマーチ。ええ。
(実例などは気が向けば書きます)
あ、そうだ、今話題の「日勤教育」とやらもデスマーチの一種と言えるんちやうかと。



ま、優秀であればデスマーチする必要も無いゾ!*1現場もマネジメントも「問題解決の出来る」優秀な人にみんなでなろう!という事ではあります。

*1:楽に金が稼げると言う意味では無い。クダラナイ仕事をする必要が無い、という意。