イギリスのソレではなく

http://marsrovers.nasa.gov/gallery/video/animation.html
この頃よくニュースなんかで目にする火星のマーズローバーのCG。いい出来ですね。


いわゆる普通の「説明CG」とはちょっと違う。
ローバーが火星の地面に降りたときに、車輪でわだちが出来る…これは「やる」と思うんですよ、フツーのプレゼンCGでも。でも、たとえば、火星に降り立つときに通るパネルが微妙にベコベコと凹む様や、太陽電池が展開するときのパネルの開き方、エアバッグが弾むときの砂埃の上がり方、リアリティの高いマテリアル設定、そして何より、シェイクや動きそのものにかなり情感のこもったカメラワーク(またはコンテ)。「魅せる」部分にかなり気を使っていると見うけられます。
今までのNASAもののCGムービーってこんな感じだったんしょうか。自分がNASA物のCGで覚えてるのはヴォイジャーのシミュレーションCGぐらいになってしまうのですが…   (八神順子のMr.ブルー〜私の地球〜なんかがバックにかかってるとか…大昔のNHK『パノラマ太陽系』という科学番組ですね)。
 (あ、けど、ヴォイジャーのCGも土星の輪をくぐるカットなんか、カメラワーク凝ってたかなぁ。CUIでCG作ってた時代としては驚異的ですね)

 こういう感じのお仕事、スウプもやったことあるんですが、結構楽しかったりします。お勉強(この場合、マーズローバーについて)しながら作る、って面もあって、メカ好きだと楽しめます。その、「楽しんでる」のがマーズローバーのCGを見ていて感じられるんですね。ネットに上がってるムービーは解像度低いんで、いまいちディテールまで確認できなくて、細部まで凝っているが分かりにくいですが…。

この頃こういう仕事してないですね、久しぶりにやってみたいなぁ。