イギリスGP 決勝

うーん、セイフティカーを除いて、予想の範囲内、つまり、フェラーリの強力なチーム力と本戦での皇帝の速さ、の結果という事でしょう。マクラーレンは前回「もう一声」の一声が確実に進歩している、という事でしょう。本来のマクラーレンの姿に戻った、と。
そういう意味ではあまりサプライズのない上位陣の結果かと。


ネガティブな意味での注目点では、やはりBARのチーム力の弱さ、そして、ルノーのクラッシュとアロンソの不調かと。BARについては空力パッケージに改良があったようですが、それが裏目、と。やはり、こういう所が、まだトップチームらしくないという事ではないかと。また、森脇さんが放送でも指摘してましたけど、ピットで抜かされすぎ、戦略に甘さがある、という事でしょうね。琢磨が全体的に遅い、という所も、勿論本人のセッティングを見つける能力も有るでしょうが、チームがる程度レシピとしてデータを持ってないといかんのではないかと。琢磨にとっては嫌な感じの「遅さ」でしたね。


あと、至極当たり前な話なんですが、やはりミシュラン、BSのタイヤの性格付けとレース戦略の関係性ではないかと。BS、フェラーリは実はそれほどタイヤの開発で予選タイムにプライオリティを置いてないんでないでしょうか。(サーキットによって性格の振りはあるでしょうが)で、フェラーリの総合力の中にパッケージとしてタイヤも含める事ができるのが大きいのではないかと。やはりBSとフェラーリの蜜月ぶりがかなり効いてるような。ミシュランの立場では開発にそういう方向性を持たせる事が難しいのではないかと。ちょっとBS、公共性にかけるね、と私なんか思ってしまう訳で。


こんなとこでしょうか。
さ、次はツールだ。(^_^;)