そんな訳で、上海GP

予選はやはりシューマッハ(兄)のスピンに驚き。ちょっと、らしくない、「スムースなスピンへの移行」だったので、色々、勘ぐってしまったけど。

で、本戦でも、シューマッハ(兄)が違うコーナーで、似たような挙動のスピンをして。で、オンボードを見ると、車の挙動的には、とても穏やかなスピン状態への移行なんだけど、ステアリングさばきは、やはり激しいものがあったりして。フェラーリって、コントロール不能状態への移行への「のりしろ」がかなり広い、という事なのだろうか。だとすれば、フェラーリって、とんでもなく「速くてドライバーにやさしい?」車なのではないか、と。そういう視点て、どうなんだろ。でも、シューマッハ(兄)にとっては散々なレースウィークでしたね。ラストラップがファステストってとこに悔しさというか、意地が出ていたようで。


で、全体としては、最後まで見所の多い、面白い本戦でしたね。


パリチェロ、やっぱり、少し若返ってるよ!*1速かったし、ライコネンが落ちていった後は、余裕を持った、王道の戦いだったですね。ただ、最後、2秒まで後続を詰めさせるのは、ちょっとドキドキしましたが。もう少し余裕持たせないと、怖くないですか?と。


バトン対ライコネンは、バトンのオーバーテイクがカメラに捉えられて無いのが、非常に残念。けど、バトンは速いなぁ。


で、琢磨。CSのコメンタリー陣の評価はそこそこ高かったのだけど、自分はちょっと見方が違っていて。
ほとんどカメラに捉えられなかったのだけど、タイミングをチェックしている限り、中盤から終盤にかけて、前に20秒近くのタイム差が開いているのだけど、でも、先行車以上のタイムが出せなくて、歯痒いな、と。絶対的はラップタイムとしては、バトン並みのタイムが出せても不思議は無いのだから、前が開いているのなら、もう少し、平均として速くないと。20秒開いていても、周回遅れやら、後ろからモントヤに突付かれていた様な局面もあって、クリアラップとは限らないけども、混戦の局面でもタイムとして*2削れる様にならないといかんのではないか、と。がんばれ、琢磨。

でも、ちょっと酷かな。
ハマってしまうと、あの「皇帝」でも、やすやすとシングルに入れる訳でもないのだし。
でも「ザ・グレイトドライバー」になれる、という期待をしている自分としては、このような感想を持ってしまうわけで。*3

*1:や、自分の偏見であることは十分承知しています。

*2:前の車を抜く、という速さでなく

*3:ちょっと前のNHK教育の「トップランナー」でゲストに出ていたんだけど、番組では、本人が語ると言う事もあって、彼が「とんでもなくガッツのある」人間であることが分かって。だもんで、ちょっと厳しいことも言ってみたり。