アクセスコントロール周辺
id:yukattiさんからTB頂いた。実に真摯な分析。自分のアバウトな文章を見ると、恐縮至極であります。
アクセスコントロールのメリット、良く分かりました。
成る程、自分が属するサークルへの連絡、家族への報告の日記、そういう用途は確かにある、と。
自分とはダイアリーに対する姿勢は違うな、と。
自分のダイアリーは、ヲタネタなど決して家族には見せるような物では無くて。
自分の場合は家族より小さな「個人」レベルのプライベートな文章だったりするので、そういう用途は考えが及ばなかったな、と。
で、その他のアクセスコントロール周辺の認識についてはyukattiさんと違いはそう無いかと。
●プライバシーを守る必要がある。*1
●「表裏」の使い分けなんか「場の使い分け」で実質的になされている。
これらについて異存はありませんし、その通りだと思います。
だけども、自分みたいな人間は「アクセスコントロールって魅力ないなぁ」と思うのです。*2
で、もう、これはyukattiさんとの自分の「世間に対する姿勢の違い」というか「センスの違い」としか言い様が無いのかな、とも。*3
後はアクセスコントロールの是非は「はてな」の企業としての価値観、はてなユーザーの「集合意識」(いや、集合無意識か?)が判断するしかないのかな、と。
ただ、
これらの点・デメリットを踏まえた上でなお、ユーザにとってはアクセス・コントロールの手段を主体的に細かく取れるサービスの存在のメリットの方が大きいのではないだろううか。
と、「ユーザーにとって」と仰るのは、yukattiさんが、yukattiさんのセンスだけで推し量っているだけではないかと。
自分は「裏表」使い分けを「はてな」のシステムに実装する事*4で、何か重要と思えるものを失うと思いますし。
例えば「mixi化」に関しては私は疑問投げかけましたし、yukattiさんも
単純な「mixi化」にはわたしは反対
とされていまが、足あと機能、マイミク故にmixiに「はまる」方もいる訳で、そういう人にはそれらの「いかにもmixiな」機能の「メリットは大きい」訳です。
ですんで、「メリットの方が大きいのではないだろううか」などと仰るのはエライ大雑把な提案だと思います。
ともあれ、この件に関しては自分はもう「価値観」とか「センス」とかいう煮ても焼いても食えない領域の話だと思いますので、あとは企業としての「はてな」の判断にお任せして、それに対して個人としてどう対応するか、という帰着の仕方しかないかな、と思っています。
*1:これは自分もかなり気を使ってます。職業的危機は勿論、自分は男ですが、世の中何があるか分からないので、住所、良く行く場所、実際あった事など、脚色したり、日時をずらしたりします。ダイアリー読んで「こいつウゼエ」とか一方的に思われて被害を被る事だって有得ると思っています。だもんで「完全仮名」状態にしています。
*2:初見の方、私がなぜアクセスコントロールされたTextに魅力を感じないか、というのはこちらとこちらに書きました。
*3:言うまでも無く自分はアクセスコントロールをポジに使うよりネガに使う人が多いだろうと考えていますし、それによって「はてなダイアリー」が「はてな」らしい何かを失うと思っています
*4:言うまでも無く、あくまで「はてなのシステムに実装」されたら、の話で、個々人が「表裏」を使い分ける事をさしているのではありません。