X41Tablet インプレッションその4

重さ、それに伴う作り、について。



ネット上では「重い」という評価が多いX41Tですが。



確かに1.88kgの数字は軽くはないし、それ故、漏れ様は、アメリカでは標準となる4セルバッテリ(日本標準の8セルより225gも軽い)を同時購入していたりするのですが。



が、漏れ様がss3500と比べたとき、どう感じるか、というと「いや、数字の割には、かなり軽く感じる」というものなんですね。



そりゃレッツノートとか1キロ切るか切らないかの機種と比べると、1.88kgは断然重いのですけど。
また、カバンに入れたら純粋に重量で優劣が決まるとも思いますが。



なのに「軽く感じる」のは何故か。
X41Tの様な、剛性の高い、薄いモデルは、手にしっかり持てるので、同じ数字でも軽く感じるな、という事で。
また、X41Tはバッテリーパックをグリップとしても使うデザインで、遠慮無く握れるんですね。よって、しっかり握れる事で、本体をしっかり支えれる、と。
対して、SS3500は「柔い」作りで、グリップと言うか、握った時に指で押さえる液晶の枠の部分が、「力掛けたら枠のプラスチックが割れるんじゃないか」ってな感じでたわむんです。
そんな訳で、イマイチしっかり握れない事もあって、重みを支えにくいな、と感じるんですね。

これは、X41Tだけの話ではなくて、以前、富士通のモデル(FMV-STYLISTIC)を手に取ったときにも感じたんですね。約1.6kgでss3500とそんなに差は無いんだけど、「建てつけ」が良いので軽く感じた、という事があった、と。

また、X41Tは重心の位置が丁度いいんですな。
スレート状態で持ったとき、支える手の近く、液晶パネルのヒンジの根元近くにある、と。慣性モーメントが小さくなるので軽く感じる、という訳で。
ss3500はバッテリーがヒンジの逆側に付いているんで、重心が手から遠くなってしまう、と。
なんで、スペック上は200g程ss3500の方が軽いのですが、どうしてもss3500の方が重く感じてしまうんですね、漏れ様の場合。



ただ、だからと言って「この位の重さ気にすんな」とは全然思ってなくて。
モバイルPCにとって「軽さは正義」な訳で。
漏れ様自身も「自分の使い方は、一体のキーボードはそんなに必要性は感じ無いので、ピュアタブレットでもいいから軽くしてほしいな」とも思っているし。
また、約885gのNECVersaPro VY11F/GL-Rを初めて手に取った時には、「うわ、これぞ『紙』だ。」と感動して、また液晶パネルが「マシ」だったりしたので、買いそうになった事もあるんですね。*1
だから、「軽さ」がタブレットPCにとって、極めて重要だと思ってはいて。


だもんで、
数字だけでX41Tの「重さ」の評価を決めてしまってる人がいるなら、「いや、剛性っていう要素もあるでよ」と言いたい、と。
また一方で、大和研究所の方々には更なる軽量化とピュアタブレットスタディも進めて頂けたらな、と。
そんな風に思っていて。

*1:液晶パネルが10.2インチだった事で、ようやく踏みとどまった、という。