と、まぁ

辛口の評をVAIO Uに対しては下した訳ですが、じゃあ自分は「W-ZERO3ヽ(´ー`)ノマンセー」かというとそういう訳じゃなくて。どちらかと言うと「歯痒いなぁ」と思っているんですね。
で、それが端的に現れてるのが、以下の2つのサイト。


ソニー製品情報 | VAIO | type U
W-ZERO3シリーズ:シャープ


まぁ、その、ページのグラフィックデザインは置いといても*1、「コノ機械を買うと、こういう幸せがあなたにやってきますよ」というプレゼンテーションで、W-ZERO3はとても貧弱だね、と。
写真にでてくるモデルさん、そのシチュエーションも、なんか「仕事」って感じで全然楽しそうじゃないなぁ、と。


対してVAIO Uは、GPSでナビゲーション出来るよ、ワイヤレスで音楽聴けるよ、ツインカメラでブログにアップとか、skypeだテレビ電話だ、ロケーションフリーだ、と「なんだなんだ、凄そうだぞ」と。サイバーっつーかカッティングエッジってーか、そんな感じか?
筐体のデザインもそうだけど、カッコイイ感じはスゴイするわけですよ。




で、この大きな違いの元は、(企画・設計としての)デザイン段階の「使われ方」の想定というか発想が貧弱なところなんじゃないかと。
W-ZERO3もやろうと思えば*2、できることは出来る、と。
でも、「使われ方」の想定というか妄想が弱いから、写真が撮れることを表現するのに、方や


「撮影した写真は、カメラ機能に搭載のブログ連動ツールにより、すぐにコメント付きでブログにアップできます。」


方や


「撮った画像データはメールに添付してそのまま送信することができるほか、miniSD(TM)にコピーしてパソコンで活用することもできます。」


という表現になってしまう、と。勿論、前者のソニー流の表現の方が圧倒的に「楽しそうだ」と思うんですよ、漏れ様は。




ソニーは「どう使われる/使うと楽しそうか」という辺に企画段階から注力しているから、Bluetoothも載せてるし、GPSユニットとワイヤレスオーディオコントローラーも最初から用意している。
用意されていれば、、、買うでしょ。(笑)オーディオコントローラー用意する位だから、W-ZERO3みたく音質下げたりはしてないでしょうし。
I/Oもちゃんとしている。ビジネスライクなW-ZERO3が、そのままでは出先でプロジェクタに出力してパワーポイントのプレゼンをする事が出来ないのに対して、VAIOは付属のディスプレイ/LANアダプターを装着すれば、プロジェクターに出力する事が出来る、と。




まぁ、開発期間とか予算とか色々あるんでしょうし、W-SIMという大きなアドバンテージが有ると言っても、やっぱり、W-ZERO3は勿体無いよなぁ、と。
そこら辺まで企画段階で発想していたら、漏れ様がW-ZERO3の発表時にぼやいたように、数ギガのストレージとか、bluetoothとか、CFスロットとか、ディスプレイアダプタとかのっけてると思うんだな。




むー、勿体無い、モッタイナイ。

*1:W-ZERO3スペシャルサイトはカッコイイよね

*2:GPSは無理だけど