「日本沈没('06)」観てきた。

まず、前提として。
漏れ様は、コンテとか演出とか編集とかに関心がある人間だ、と。
だもんで、映画、アトラクション、ゲームとかの所謂「エンタテイメント」を楽しむときに常に「コレを演出した人の意図は何か」というのを意識してしまう癖がある。
という事で。


で、短く言ってしまうと「『リメイク版』として腹括って(あるいは割り切って)作った映画だなぁ」と。


観る前は色々ネット上の評判みていたものだから、かなり覚悟していたんですが、劇場で観ながら
「いや、まぁ、コレはコレでOKなんでないの?」
と。


ただし、「緩い作りの作品ではあるよね」と。
設定やら「硬質な作りの作品」を求めるなら、73年版見るしかないよな、と。


そんな感じで。

や、欠点や突っ込み所は色々ありますよ、エエ。


・豊川悦治がモニタを引き倒すその演技というか演出はどうなの、とか。
草なぎ剛の存在感が無いというか、地表から数センチ浮いてるような役どころはどうなの、とか。
石坂浩二のあの髪型とシルエットは、あまりにライオン首相で私は凄く素に戻されましたよ、とか。
・「なんにもせんほうがええ」が関西弁でないのは…(ry
・ラスト近くクライマックスで、もう、判り易すぎるタイミングで挿入歌が入ってきたときは思わず笑いそうになった、とか。
・「奇跡は起きます、起こしてみせます!」うは、ノリコだ…(;´∀`)
・「しんかい」*1は耐圧球以外は水に浸ってるから外装が水圧で凹むような事は無いハズです!とか。
…etc,etc.


でもっやっぱり、ソレは意図的なんじゃないかなぁ、と。(文意に沿わないから削除)
でも、ソレは瑣末な事だと思うんだよね、漏れ様は。


続きは、今、チョッとしんどいから、後で書く予定。
簡単に書いておくと、平成の現代に73年の硬質な作り、ヒューマンはヒーローたちを描くのはリアリティが無いし、73年版の単なる焼き直し作ってもしょうがないよな、と。
そんな訳で「リメイクだ。リメイクである。」事を強く意識して、演出上の配慮をめぐらせた作品なん違うかな、と。


それが某氏と鑑賞後にカプチーノ飲みながら「自主ゼミ」(笑)をした、一応の結果ではないかと。

*1:劇中では「わだつみ」です、ハイ。