ロケットまつり12

行ってきました。
久しぶりに、林氏、垣見氏に日本の「独自の」ロケット開発史についてお話を伺う回。
で、今までの「ロケットまつり」でラムダ(だったかな?)辺りまで歴史を紐解くお話は進んでいたのだけども、今回、林氏が新たに発見したダンボール数箱におよぶ大量の「記録写真」を拝見しつつ、日本のロケット開発黎明期の「道川海岸」での実験の具体な、というか詳細な話を伺うことに。


うん、いや、とても面白かったというか、興味深かったっですねぇ。


土嚢を積んだトーチカを「コントロールルーム」として使ってた時代、どんな風にして毎回の実験ごとにトーチカを作っていた、とか。旅館というか、駅前の食堂の一室を「連絡室」として使っていた風景とか。現場合わせで(電動ドリルでガリガリと)ロケットを「改良」している風景とか。やがて、だんだんとコンクリート製の建物が増えていく、とか。


そういう「手触り」みたいな物は、こうやって「記録写真」を見ながら当時のお話を伺う、っていうスタイルがピッタリだなぁ、と。たぶん、お話をされる側も、思いもかけない写真が出てきて、忘れていた事柄を思い出したりして話に幅が出る、って効果もあるのではないかと。


お盆って事もあって、どちらかと言うとマッタリした進行の回ではあったんだけども、当時の現場の「空気感」みたいなものが感じられて、大変有意義でしたね。