使ってるCGソフトの

カンファレンスに行ってきた。「Autodesk SIGGRAPH 2006 レビュー」ってヤツで、新製品発表会って感じかと。


なんか慣れない感じでしたねぇ。
自分が使ってる3dsMAXを擁するAutodeskが、従来はライバルに当たるMAYAを持つAliasを去年買収したものだから、今日のカンファレンスは3dsmaxとMAYAの新製品を同時発表していて。
しかし、両ソフトの細かい部分での改良ポイントとかは結構お互いに影響を与え合ってるな、という感じかな、と。MAYA9のプリミティブの作り方とかMAXがプロジェクトファイル方式(相対パス)を採用したりとか。


でも、まぁ、そういう各ソフトの細かい所はあまり重要な事柄ではないかな、と。


3Dソフトって、ここ1年ほどだけど、データの「共有化」と「取り纏め」という方面に進化の勢いが向いている感じがしたな。

  • データをアセット管理して、各作業者の制作データをデータベース化できる、と。
  • 各ソフトでの制作データ自体も.fbxフォーマットで共有できる、と。
  • 各ソフトのレンダリング結果も、Autodesk(ってーかdiscreet)のコンポジットソフトで管理する事で、データベースライクに扱える、と。

って事で、これがこのまま進んでいって現場レベルまで浸透すると、集団でのCG制作作業の姿と、個人レベルでのCG制作作業の姿が違うものになってくるだろうなぁ、と。
個人作業ってのは、その個人の手先の器用さとソフトの仕様によって結果はある程度決まってくるんだけど、集団での制作物は、そういう制作データのアセット化によって、今まで以上に複雑なモノが可能になりそうな感じがするな、と。


ま、そんな大雑把な感想を持ちましたです、ハイ。