『Top Gear』の、

GT-Rと新幹線でどっちが「早く着くでしょうレース」の放映回を、えーと、アレでナニして視聴したのですが。前にも書いたけど、日本の道路事情でそんな勝負成り立つんかいな、と思っていたので、興味しんしんで見てみたら。



なーる程、石川県羽咋市から、日本列島横断して、千葉県の鋸山の百尺観音前をゴールにしているのか。日本横断なら勝負になる感じだよなぁ、と。



番組中でも、「制限速度が90マイルで、200ヤードおきに警官が立ってる*1この国で、果たしてレースが成り立つのか」なんてナレが入っていたんで、そこら辺もキチンと企画していたって事なのな、と。



で、見ていて、あー、番組制作のリサーチと、企画というか台本がしっかりしているなぁ、と。
いや、基本的には「不思議の国、日本」てな感じの演出ではあるんだけど、そこに出てくる我が国は、例えば所謂ハリウッドの出鱈目な日本、でもなく、「ブラックレイン」の演出の入りすぎた日本、でもなく、まぁ、我々の日常だよなぁ、と。
公共交通利用の組みが、「駅で、皆、白線に沿ってキチンと並んでいる!」とか、「乗り物すべて、オンタイムに出発/到着する!」とか、GT-R組みが燃料補給する際の、ガソリンスタンド店員の「掛け声」とか。
それらは、まぁ、私らの日常である訳だけれど、BBCのカメラマンのフレームで見ると、「不思議の国」になっちゃうよなぁ、と。



まぁ、とは言え、演出が皆無と言うとそんな事無くて、新幹線組みが食糧を駅で買おうとして、なぜか漬物のお土産のコーナー前に佇んで「食える物が無い」とか、GT-R組みの食料が沢蟹の唐揚げとかニボシとか、「そこら辺のコンビにでもハムサンドぐらいあるやろ!」ってな所はありましたけどね。




いや、面白く見させて貰いましたよ、と。

*1:大げさではあるけれど、完全否定はしがたい、という…(笑)