「とらドラ」は

ほんま、出来が良いなぁ。
3DCG屋としては裏でやってるライドバック見とけ、ってなモンかも知んないけど、とらドラの脚本(と原作)、そしてコンテのクオリティの高さには敵わんよなぁ、と。
おじちゃん、昨夜はチョッと泣きそうになりましたよ(ノД`)・゚・。


んでね、3DCGも結構面白い使い方してんなぁ、と。
分りやすい所では、クリスマス前後のパーティでのツリーとか天辺のクリスタルとか、大河のちっちゃなツリーとかなんだけど、「質感」の面で結構挑戦してる感じがしたな、と。
アニメでの3DCGって、手描きだとクオリティの統一か難しいとか、単に描き辛いオブジェクトとかを3DCGに置き換えるって発想がまず立つんじゃないかと思うんだけど、特に透明物とか光の屈折の表現に3DCGを使うのは、あまり発想としてポピュラーでは無いんでないかと。また、その出来も良いしね、自分は面白く見てましたよ、エエ。
あと、地味に降る雪とか吹雪も3Dじゃないかな。動きのランダムさの匙加減とか、上手いなぁ、と。あ、けど、雪はひょっとしたらAEでプラグインを応用かも知んないな。
前にも書いたけど、全般的にクオリティ高い作品だと思いますよ、エエ。
けど、こんな面倒臭いテーマでよくぞ書こうと思ったよなぁ、んでまたエンタテイメントになってるのがスゲーなーと。




ライドバックは、第一話は凄かったねー。ドンだけ手間掛けてるんだと。作画合わせなのか3D合わせなのか判んないけど、TVオンエア用じゃない手間の掛かり方だろ、と。
けど、それ以降は「とらドラ」終わってからの残り10分とか見ている限りでは、第2話から先は、まぁ、そんな感じだよねと納得する3Dの使い方に変わっていたな。
コンテ的にも、「あー、確かにそういう切り方にせざる得ないよね」って感じで。


脚本的にも第一話は、「ほう、こう変えましたか」って感じで面白かったな。
ヒロインがライドバックに「乗る動機」ってのは原作よりかアニメ版の方が素直で自分は好きでしたね。
ただそれ以降は、自由に脚本を書ける訳じゃない縛りを理解しつつも、裏番組を捨ててまで見るのはどうかな、と思ったりして。あとコンテもね、こう、セルというかレイヤーの枚数が、ぱっと見て数えれるような感じのレイアウトが多くて、自分にはチョッと魅力が足りん感じで、うーん、と。




とかなんとか。