SIGGRAPHですなぁ。
勿論、自分はハイエンドなお仕事でガバガバ稼ぐ様な3DCGクリエーターでは無いので、現地に行ったりとかはしていないし、過去にもした事はないのですが。
けど、きょう日は、Autodeskのサイトではデモとかをストリーミングでネット放送してくれるし、今まではお金を払って参加するのが普通だったMasterClassとういか、「ワークショップ」の類も(全部かどうかわかんないけど)登録すればネットで見れるのな。
結構な時代になりましたなぁ。自分が若い頃なんかは、雑誌のちんまい写真を、あーだろうか、こーだろうかと無い知恵絞って、テクニックてーか「仕掛け」を想像したりしたんですけどね、というオッサントークをしたところで、これらのデモとか製品発表を見た感想を。
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- XSIもAutodeskに買われてしまったから、上で書いた、そこのサイトでやってるストリーミングを見れば業界の殆どの動きが分るような気がしてしまう所に、Autodeskか業界標準の殆どのソフトを買収してしまった事実を実感として感じるな、と。
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- MAYAの価格が下がって、保守費用も劇的に下がったうえに、2つに分かれていたバージョンを、最上位バージョンに統一って事で、えらい値下げですなぁ。編集ソフトのToxikまで付いているってんだから、凄いよね。
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- XSIはHoudini対抗の真のハイエンド3Dソフト、MAYAはSOHOから大規模製作現場、MAXは個人のフリーから中規模製作現場ってなセグメント分けなのかなぁ、と。
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- XSIのICEもそうだし、MAXのプラグイン類にもビジュアルプログラミング環境が付いてきてる事が多いな。ビジュアルプログラミング環境が次のトレンドなのかなぁ、と。
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- つか、XSI欲しい。(デモ版落として遊ぶか…)
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- OpenEXRが、もう標準て言っていい地位を占めてる感じなのかな、と。
とかなんとか。なんか色々進んでるなぁ、と。
けど、それらの進化が、特に日本の製作現場に役に立つかと言うと、どうもそんな感じがしないのはなぜだろうな。
つか、マネージメントとか、ワークフローとか、そういう現場レベルより上のところに関る事*1を解決しようとする新機能が多いからだろうな。
*1:データのリファレンスを大規模制作グループで如何に行うかとか、ファイル形式の統一を如何に行うかとか、ワークフローの統一はどの程度まで行うのかとか、ソフトやそのバージョンの統一も当然だけど、意外と行えなかったりするのよね、とか