ロケット祭りin新宿ロフトプラスワン

に、昨日、id:yms-zunさんと行ってきた。
入口でid:manpukuyaさん発見、会場ではid:adramineさんと同席させて頂く。

素晴らしく面白い話で。道川海岸での日本の宇宙開発創成期についての映像、証言、その他の色々(笑)、とても貴重なものにふれる事が出来ました。


具体的に何が見れたかは、他に取り上げてる方々にお任せして。


で、林紀幸さんの、発言の行間に感じ入る事が多々あり、自分の仕事に引き寄せて色々と書いてみたのだけど、今イチ無駄な言葉の羅列になってしまって、まとまらない。 詳細について書くのはナニでアレな事もあるし。


まず、礼節をわきまえた、「よき人」たれ、と。
目の前の仕事から「逃げない」と。
で、ダメなときもあるさ、そんなのは「忘れる!」、と。


いやはや、シンプルかつ、至言でありました。
て、それしか無い、んだろうなぁ、と。
20代の自分なら、「精神論かよ!」と反発しているかも。
けど、十分「オサーン」になってる自分は「まぁ、そんなモンだよね。」と。
自分の仕事はCGの現場仕事な訳だけど、出来上るモノ=自分の能力では決して無い、事を身を持つて感じているからかな、と。自分がいくらガンバッても、とても下らない「大人の事情」とやらで、イマイチな物しか仕上がらない事もある。仕事に対する自分の器が小さすぎて、上手くいかない時もある。 他のメンバーのカで自分の器以上のモノになる事もある。

そういう事を何回か経験していると、あまりにもアホな仕事は無理をしてまでする必要は無いとは思うけど、そうやって、どうしたって仕事には自分の実力の一部しか反映しない事を知ると、結局、「誠実」である事しか「手がない」と思っていて。


まぁ、そんなこんなで、おなかイッパイな一晩でありました。満足。次回も期待。

補足

どうしたものか、迷ったのですが。
一応、大意としては間違っていないので、「重箱の隅つつき」が如くではあります。


「失敗してしまったときの心構え」では無く、「うまく行かない事が直感的に判ってしまったプロジェクトに対した時の心構え」でして。


というのも、現場の人間としては、全力を尽くして事に当った仕事が結果的に「失敗」に終ったとしても、あまり後腐れは無かったりします。自分の為した事に関しては悔いは無いからです。*1


全力を尽くして失敗な場合は、それこそ、一晩、酒でもカッくらって、次に向かう、と。


でも、林氏も言われていた様に、「やる前から、明らかにスジの悪いのが判ってしまう仕事」なんてのもある訳ですね。それこそ、現場というものを知らない「偉い人」が金やスケジュールや、最悪の場合、手法までも指定する、そんな事もある訳です。


そんなときは、やってる時もツラいし、終って出来上ったモノを見てもツラい、と。まるで、人生の時間もドブに捨ててる/捨てた、そんな気分に、自分はなるんですね。


でも、それは「誠実に仕事をする」しかないのですね。*2その中でベストを尽くす、と。で、嫌な気分は、終ったら「忘れる」と。
そんな風に自分は理解しました。

*1:ただし、これは自分の現場仕事が「人の生命」に直に害を及ぼさ無いからかも知れません。

*2:それでも嫌なら「オリる」と。でもオリる事が出来ない時もある訳で。