うわ。苦情殺到の「Panasonic Toyota Racing [密着!ライブレポート]」のブログが丸ごと削除されとる。Σ(゚Д゚;エーッ!



トップページに「日本GP応援ありがとうございました!スペシャルコンテンツは9/30で終了しました。」って…。
ちんけな悪徳商法サイトが炎上したのと殆ど違いが無いんでないか…。

いやね、チョッと

書いておこうと思ってね。
本当は「ロケットまつり」の感想なんか書きたいんだが、それではなく、今年のF1日本GP in 富士の事をね。といっても、大きな話から小さな話まで、どこから手を付けてよいやら、という感じなんだが。



結局、予選時に観客が被った「大惨事」は決勝でも同じだったみたいだな、と。
という事は、サーキット場内の道路が陥没してようがしてまいが、惨事が起こるのは必定だったと見ていいわけだな、と。



てか、「とんでもない事が起こりそうだ」くらいの予想は、鈴鹿観戦がわずか2回、富士はレース自体観に行った事なしの自分でも出来た訳で。その位の事は、トヨタに就職できるほど優秀で、しかも仕事でこのイベントに関わっている「中の人」にだって予想できるだろう、と。



結局、観客、雨と濃霧の中で危険なレースをする羽目になったレーシングドライバー、批判の矢面に立たされた(ベタの)現場スタッフやバスドライバー、1銭もお金の落ちなかった地元の町、これら全ては「トヨタのパブリシティ」という一企業のエゴの被害者だった、という訳だな、と。

[雑談]小さい話

まず、自分とここ2年程鈴鹿へ同行させて頂いているzun氏とは、今年は様子見した方が良い、との意見が合致し、TV観戦する事になったのだが。
自分の判断材料としては、

  • レースに限らず色んなイベント参加で、「物理的距離は、参加の楽さ加減とは無関係」との「実感」があった。でもこれ、不動産物件を選ぶときも同じよね、そんな特殊な知識ではないと思われ。
  • GoogleEarthでサーキットへのアプローチの道路を見ると、たった2本しかない。
  • ネットでGT選手権等の観戦情報を見ると、御殿場あたりでアウトレットモールのお客との相乗効果で鬼のように渋滞するらしい。観客数が増えるF1ではどうなるやら見当も付かない。
  • で、山中湖あたりでキャンプ場とかバンガロー等を手配して歩きや自転車、御殿場駅まで歩きか、246まで歩いて出て後は成り行きか、というプランを想定して、一度GTかFポンあたりを観に行って偵察は必要かな、と考えていた。
  • ところが、開催要項が発表されると、バスによるチケット&ライドのみ、歩行者の入場さえも受け付けない、との事で。これは自分の創造力の範疇を超えている、とNG判断。

という物だったんだけれども。
まぁ、酷い目にあうとしても、バスに缶詰でレースに間に合わなかった、位の程度でしか考えていなかったんだけども。



結果はレースに間に合わなかった方々が実際に居たってのに加えて、チェッカー前に席を離れた上に1、2、3、4時間以上も雨の中、立ってバス待ちがザラって事で、まさに、「自分の想像力の範疇を超えて」いた訳だな。



というかね、某巨大掲示板では1年前から「最悪のシナリオ」ってのが詳しい人々を中心に想定がされていたんだ。で、読んでいて自分は「まぁ、凄い事になりそうだけど、そこまではいかんだろう…」って考えていたんだが、もう、不謹慎にも笑ってしまう位それら「最悪のケース」*1の実例が掲示板やブログを埋め尽くしていく訳で。
いやもう現地に行ってもいないのに、((;゚Д゚)ガクガクブルブルするばかりで。

*1:場合によっては想定以上の最悪の出来事

[雑談]大きい話

  【お粗末】

 トヨタFSWは大会直前、問題発生を懸念する夕刊フジの取材に「シミュレーションの結果は万全で、問題は起こらない」(トヨタの高橋敬三モータースポーツ部長)と胸を張っていた。今回のGPでトヨタは惨敗。今夏までトヨタF1チームの代表だった富田会長は「お客さまの声を謙虚に聞いて、システムを進化させることが義務であると感じています」と語ってはいるのだが…。

http://www.zakzak.co.jp/top/2007_10/t2007100101_all.html

山科忠 : TMG会長 兼 チーム代表

「…略…30年振りのF1レース開催を成し遂げた富士スピードウェイを祝福したい。ここの施設は整っており、レース運営も良かった。残念なのは、このホームGPで望んでいた結果を得られなかったことだ」

http://www.toyota-f1.com/public/jp/gp2007/15_japan/race.html

こういうコメントは出てくるが、トヨタ*1、中のエライ人からなんの詫びとか反省のコメントが出てこないのは、トヨタが組織としての「死」を迎えつつあると考えられるのではないか。



つまり、実質的な仕事が出来る偉い人でなくて、「万全で、問題は起こらない」なんて台詞を連発するエライ人が出世競争に明け暮れる、そんな組織なんだろな、と。世界中の誰を連れて来ても「そんなん大失敗でしょ」と思える事態を前にして「運営も良かった」なんて建前というか「殆ど嘘」を公式発表してしまうって、これはどこの首領様の国か末期のソ連や東独か、ってなもんでね。あ、我が国も60年チョッと前くらいはそんな感じだったか。
社会的なコモンセンスよりか、属する組織の内部の事情が優先するってのは、立派なモラルハザードだヨなぁ、と。



や、どんな集団でも内部で「出世競争」する部分はあるんだけども、それが「実質的な仕事」以上の割合を占めるようになったら、その集団は緩慢な死を迎えるしかなくなるよね、と。



と、同時に、こんなお為ごかしがまかり通る企業が「日本一の企業」であるこの国の将来がとても不安だな、と。

*1:FSWの富田会長を除く

[雑談]ドライバーたちの話

つかね、自分は彼らは「走らされた」と踏んでるんだけど。



あの、F1ってば、予選本選とも救急ヘリが飛べなかったらレースが始められない、というドライバーの安全を考えたルールになってるんだが。
どう見たって、有視界が主のヘリコはあの状況では飛べないン違うの、と。
ヘリコのパイロットはFIAの中の人でなくて、それぞれの現地の人では無いかと思うんで*1FSWお抱えのパイロットが「飛べます」って言わされたんじゃないかな、と、自分は邪推してるんですが。



CS放送のチーム無線もセイフティーカー先導で走っていても、世界最高峰のレーシングドライバーが「全然前が見えない」「レース中止だ!」ていうコメントが連発で。
ゴール後の勝利者インタビューでもとても走れる状況ではなかった、というのが言葉の端々に出てるしね。



あと、終盤のマッサ/クビサとか、コヴァライネン/ライコネンのバトルってチョッと気合い入り過ぎって言うか、勢いっていうか、ノリが良すぎたりしないかな。ハミルトンの勝利者インタビューでも「日本のファンは〜」と、言及したりとか。



実は、ドライバーたちからは、物凄い「サービス」を現地の観客は受け取ったんじゃないかな、とか妄想してみたり。

*1:地形や気流の事が分ってないと辛いでしょ。

;:゙;`(;゚;ж;゚; )ブフォ

見かけた先のダイアリーは肯定的に捉えてられるみたいなんで、あえてリンクはせず。
それによると文藝春秋2007年10月号「トヨタ流エリート養成の秘密」にはトヨタは以下のような手法で「エリート養成」をしている、という事が書かれているらしい。で、それを今回の富士F1の仕切りと重ねてしまったのな。



「花見の幹事の仕事のできない人間は、仕事の段取りもできない。」

「イベント運営もまともに出来ない会sy…(ry。」



「8万人職場コミュニケーション活動(略して八コミ)の実施」

「9万人観客コミュニケーション不全活do…(ry。」



「管理職の人事考課の配点は7割が指導育成力で3割が実績」

想像力、ってのも入れた方がいいんでないかと。富士F1運営における、社会的コモンセンスよりも自社の都合を通す方が大事って態度は、ひょっとしてこの「指導力」の賜物なのか…?(゚Д゚;)



奥田元社長の念頭あいさつ「トヨタの社員はライバル企業の社員になったつもりで、トヨタを倒すにはどうしたらいいかを頭に入れながら仕事をしよう」

あー、ネットに上がっている、サーキット現地での、トヨタ関係者の一般客の神経を逆なでする様な振舞いは、この精神を忠実に実行しt…(ry



腹がよじれそうなほどワラタ。