Numberの

F1特集号を買う。普段、スポーツ誌なんて全然買わないんだけど。だけどNumberは、たまに買っていて。*1で、昨日、晩飯を食った中華料理屋で、隣の人が読んでて、少し気になったので。


や、良いですね。
それは、自分が今シーズン、佐藤琢磨に対しての見方と似たようなものを、プロのジャーナリストが、現場の人たちが持っていた、という事が分かったので。
「やっぱり、現場で見てても、そうでしょう?(笑)」てな感じで。*2


やはり、「意志」の問題なのね。で、佐藤琢磨には、その「意志」がある、と。
その意志が、日本のみならず、ヨーロッパのジャーナリスト、ファンをも惹き付けてる、と。*3


で、特に面白かったのはホンダの福井威夫さんのインタビュー記事。
その中で、やはり、とういか何というか、実はBARは表彰台の頂点煮立つ「意志」の無かったチームだったのだ、と。5、6位ぐらいで予算がペイしていればそれでいい、そんなチームだった、って事らしくて。あ、そうなんだー、って。CSの解説の森脇さんが苦言を呈するのも当たり前、って訳ですね。
で、やっと「3位で悔しい」チームになった、と。
ま、チームも琢磨も、まだまだ成長過程なのですね。


まぁ、今出てるNumberは日本GP前の「盛り上げ号」である事は確かなんだけど、佐藤琢磨の取り上げ方も、今までの「日本人ドライバー」的な取り上げ方とはちょっと違っていて、面白いですよ。オススメです。

*1:というのも、報道の延長線上の(特定のジャンルだけ扱う)スポーツ誌とは、この雑誌は狙いが違っていて、ドキュメンタリーとして、そのスポーツの背後にいる人間を扱う、という姿勢でスポーツを取り上げているから。

*2:や、タダ単に「漏れ様と同じ見方してる!ウレシイ」ってだけな、ミーハーな理由でして

*3:で、「あー、日本人好みではないやね」と。この国では、公的にも私的にも自分の意志を表明するのは、とても嫌われるからね。