日本GP 予選1回目、2回目

うーん、面白れー!どこって、全て。(笑)
チャンピオンが決まった、悪く言うと消化試合のGPが毎戦毎戦工も面白い年ってあったっけ?まぁ、それは血中「F1ファン度」が高ければ「毎年面白いよ!」って事になるのでしょう、でも、今年は特に、って感じしません?


鈴鹿は微妙な路面状況が、各ドライバーの能力、各マシンの特性の違い、の強調して、それに掛ける事の、その瞬間のコースの乾き具合という「運」、で各車の走りから目が離せませんでしたね。


その中で、この予選で、自分が一番凄みを感じたのは、今回はシューマッハ(兄)でなく、マーク・ウェーバー。微妙な路面×タイヤ選択で、各車スタビリティに欠ける走りを余儀されている中、とても強力とはいえないジャガーで、3位を獲得するのは凄い。BAR2台より前ですからね。また、走り自体も車がヒクつかない、とても安定した走りで。ウェーバーの後に走ったのドライバー(=路面状況が有利)が挙動を乱しがちな部分でも、とっちらからなかった、という。
CSのコメントなんかで「ウェーバーは凄い、凄い」と言われていて、現場の人は、車のせいか決して順位はよくないのに、どうやってそういう才能を見極めてるのだろう、と、疑問だったのですが、今回はその理由が、よく判りました。


1回目のトゥルーリも、そのセッションでは段違いに速くて、凄かったんだけど、それはどうも純粋に「ドライバーの能力」が表に出たように感じました。トヨタの場合、コースコンディションが良くなって各マシンのポテンシャルが十分に発揮されてきたり、また、セッティングの詰めが進んでくると、ズルズルと順位が下がる印象があります。エンジンは6速で1万9千回転以上、回せちゃう訳で、パワー不足では決して無くて。シャーシの空力だけでなく、メカニカルグリップを含めたシャーシのポテンシャル、そしてそのセッティング能力が不足しているのではないでしょうか。*1
そういう場所って、目標数値(馬力とか回転数とか)を定めてそれを達成する、とか要素のネガ潰し*2を進めても駄目なような気がする。エンジン、タイヤ、空力を包含したシャーシ開発とそのセティングって、そういうものと全く違うような。*3


川井タンですごいなぁ、ドイツ語もわかるのか。
予選インタビューにて。


CSでホンダの40周年イベントやってるんだけど、良いですねぇ。
こういう、歴史、伝統を持つ、そして表に出す事のできるのは、日本では4輪ではホンダだけ。*4他のメーカーには「伝統」と呼べるものでは無いですよね。2輪はそれこそ全メーカーそれが当たり前なのですが…。
しかし、ジョン・サーティス御大、は、速い。ミ/ ゜Д゜)*5
70歳?ですよ?いいねぇ。そういう年いった人が本気で走る、ってのは。日本の老人も、権力争いの分野ではやたらと元気で、社会的には弊害をも起こしていると、自分は思うんですが、こういう、明るい、若い人にエネルギーを与えるような、そういう元気が見たいですねぇ。
ペースカー邪魔っ!

*1:そういう考え方でいくと、プラクティス、予選の最初はエンジンパワーで、結構順位がいいが、やがてセッティングが進むとそのアドバンテージが無くなる、と言う所でしょうか。

*2:でもこれって、トヨタが生産車を作る場合に圧倒的に強い分野で。

*3:や、F1の開発は全く別物で動いてるとは思いますが。ライトなヲタなりの妄想、って事で。

*4:惜しいのはマツダ

*5:レーシングスーツも当時の使ってたものだとか。