サンマリノ 決勝

うん、凄いレースだったなぁ、と。



まず、BAR、マクラーレンの復調が著しい、と。
この2チームの速さの向上によって、トップグループの「バトル」が見れるようになった、と。
見る方としてはとても喜ばしい限りで。



で、我等が「琢磨」ですが。
彼も、このオーバーテイクしづらいと言われているサーキットで、ウェバーをぶち抜くなど、非常に元気な走りを見れまして、や、眼福でした。
でも、つくづくドッグファイト傾向のドライバーなんだろうなぁ、と。もっと走り始めの数周、つまり、スタートとピットアウトからの5週ぐらいでコンマ3、4ほど速く走れたらなぁ、と。バトンとの差もそこで出ている気がするのですよ。コースのトラフィックなどもあるので一概には言えないかも知れないですが、周回を重ねると、バトンと全く互角のタイムで走れてると思うのですよ。
もう一息なんだよなぁ…。



で、千両役者が2人。
言うまでもなく、シューマッハ(兄)とアロンソですね。
21秒台を頭に怒涛のファステスト更新を連発して、1位アロンソの尻まで詰めたのは鳥肌モノでした。
が、しかーし。漏れ様には「シューマッハの驚異の追い上げ」は別に初めてでなくて、見たkとはあるなぁ、と。
そこでアロンソですよ。あの若さで、終盤のあのレース運び。豪胆としか言いようがないですよ。
後ろからは「皇帝」が、がんがんプレッシャーかける。
でも付かず離れず、それでいて前のバックマーカーにも近づかず。そしてシューマッハが「どうにも抜けない」ラインを取る。それを11周。
いくら抜きにくいサーキットとはいえ、自分よりも1秒以上速い「皇帝」を見苦しい「ブロック」では無く、うまーくイナしていた様に、私は空恐ろしいものを見た気がしたんですね。
レース後のインタビューでシューマッハの表情に「悔しさ」が見て取れたのは私だけでしょうか。いままで、追い上げて2位3位のときでも「チャンピオンシップの為にできるベストの事をした」と割とサバサバした表情が多かったように思うのですが。



や、次のGPもこの2人がトップ争いで絡んだら、さらに面白いと思いますよ。まさに「火花散る」という感じになるのでは。


本当はその役目を琢磨に期待したい、去年は期待していた、のですが。
現状は、まずバトンの上を行ける様になって欲しいなぁ…。