タブレットPC雑感

落描きをここ数日しているのですが。



デスクトップ機+intuos2でゴシゴシ描いてまして。
「SAI」でやってて、ペイントソフトに関しては、ストレス無く描けるので問題は無いのですが。



描いてて、自分レベルの落描きをする限りにおいては「あ、やはりタブレットPCでやるのとはダイレクト感が違うなぁ」と。手を動かす面と実際に描画される面が90度異なっているのって、「描く」というよりも、こんなに「操作感」を強調するというか、「隔靴掻痒」ものなのかと。
あと、描くためにデスクトップ置いてある場所に拘束されるてのも。
タブレットPCだと、ソファにデレッとしたり、寝転がったりして描いていたんですけど、それが出来ん、と。



世の中、「タブレットPCなんて、あんな物なんで買うのか気が知れん」なんて意見もあるんですが。自分は「ああ、普通のノートPCなら買ってなかったよなぁ」と。絵を描いたり、フリーハンドでメモしたり、そういう作業をしなければ、ノートPCでする作業ってネット閲覧ぐらいになるんですね。自分の仕事の分野はWordで何十ページもの書類作成とか、Exelでガリガリ表計算なんて殆ど発生しないし。あったとしても、年に2、3回ぐらいかな、と。
で、自分みたいな使い方だと、ネットを見るだけにノートPCって、、、そんな贅沢できません、と。



ビジネスマンな方はタブレット機能は逆に邪魔だよね、と。
Word、Exel、Powerpointの資料を全てHDDにぶち込んで、会社のサーバーと繋げる為に携帯経由のネット接続ができて、1日外回りでも電池が切れなくて、出来るだけ小さくて軽い、と。ドキュメント作成の分野だ、と。それこそタブレットなんかより、出来の良いUSBテンキーパッドだろう、と。
で、それはレッツノートあたりの機種のスペックそのまんまだな、と。



僕らみたいに、落書きしたり、思いついた事をチョロチョロとメモしたり。そういう図+文字で考える必要がある分野だと、普通のノートPCではネットの資料検索ぐらいしか用途が無さそうだな、と。
それこそ、チラシの裏を綴じた雑記帳のほうが全然使い手がある、と。



でも、Thinkpad X41 Tabletのプレゼンの仕方でも、もろにビジネスユースにフォーカスしたもので。それこそタブレットPCがデビューした当初から言われてる事だけど、一般のビジネスユースでは使い出が無い訳で、旧来のMachintoshが相手にしてきた層にフォーカスするのが素直なんだろな、と。あとビジネスユースでも戦略を考える部門みたいな所とか。まぁ、所謂バーティカル市場って言われる分野は言うまでもありませんけど。*1



Thinkpad X41 Tabletが発売された暁に、コレがどういう層に売れるのか興味深々です、ハイ。

*1:けど、それって汎用PCでやる必要があるのかと。専用端末(コンビニで使ってるようなヤツ)の方が良いん違うかと。