フリクリのナマコメ

ロフトプラスワンに見に行った。
詳しくは明日以降。とりあえず箇条書で。
色々細かい話もあったんだけど、自分の関心事とういか、マイブームというかが、このごろ脚本、演出、コンテ関係なので、そこら辺の話しか覚えてないな。それにオイチャン、近年、記憶力が衰えてますんで…。


作画陣として、どういう作品になるか分からなかった。類型がない、と。
フィルムが上がって、「ああ、こういう作品なのか」と。


脚本的にも、「どんな感じの」という作り方をしていない。
(「新しい何か」を作るにあたって、もう一つクリティカルな事を仰ってた様なんだけど、思い出せない。)


サブカル狙いというか、いろんな分野のヲタに楽しんでもらえるように作ったんだけど、サブカルな人たちはなびいてくれんかったみたい、と。と、監督が仰ってた。
(と、自分は記憶している)


1カット目第1話、冒頭のマミ美がバットを取り落としそうなるアクションの原画が上がってきて原画のイメージが固まった。


鼻の穴を描く


脚本とコンテの関係。


コンテから逸脱?暴走?しているカット多数。


写真の使用(手)、ペン入れの原画で漫画的な効果、などマニアックな「画への拘り」は、さすがGAINAXというところか。


庵野監督がフリーの原画マンに作品を担当してもらうためにコンテを丁寧に書け、と。


逆に、原画マンのイメージを制約しない、良い意味でいい加減な画コンテ。


(漏れ様の経験では、乱暴だけど押さえ所はキチッと描いてあるコンテ、とか、読んで楽しいコンテは参加者のモチベーションを上げるとか、大体、今日聞いた話と同じような印象を持ってたり)


編集に4日掛けてる。異例に長いみたい。曲のサビと盛り上がりカットの絶妙のシンクロ。


カレカノ庵野監督の字コンテのような「脚本」。


高校時代のアマチュア作品を、今になっても編集に手を入れたり音入れたりして「作品として向上させる」庵野監督。そのしつこさ。編集で繋ぎの6コマを詰めたり(笑)。


FLCLは鶴巻監督の頭の中にイメージが確固としてあるので、脚本の段階で字コンテ。監督のイメージと、脚本家の仕掛けを作品に反映させやすい。


質問で「字コンテなんてあると自由に描けない、なんて事ないのか」
この作品は、脚本の前に監督の中にイメージがあったから。
また、仕掛けがある丁寧な脚本を、コンテマンが、必ずしも意図とか仕掛けの全てを汲み取れるわけでない。
それはもったいないので、字コンテとか、ト書きの詳しいやつとか、カットに最低でも必要な要素を明記する。
ここ10年程、監督、脚本サイドのコントロールを効かそうという流れがある。
それまでは脚本、コンテという制作の流れは各パート独立していた。けど、近年はもっと繋がりを持たそう、という方向。
テレビのシリーズ物はそうも言ってられないところがある。


原画集に担当者名入れて欲しいなんて要望あるけど、そんなの分かれ!と。みなさん。
(漏れ様的には、素人にはあまりにもマッチョなご意見。プロ、プロ予備軍には当たり前だけど。)