夏コミで

買いそびれたデザイン設定本が、同人誌販売店に並んだとの情報をキャッチ。早速買いに行きましたよ、エエ。

  • 「なおもつかぜのほん」山下いくと・きお誠児 「雪風」デザイン本
  • 「ゼノエミッションE2」麦谷興一 「ゼノサーガ」デザイン本


まだ「なおもつかぜのほん」しかしっかり読んでないので、そちらの感想を。


「それをなすもの」とか「ダークウィスパー」を読んでてもそうなんですが、一つのデザインに込められた密度というか、ボツ案や作劇でどう動かすか等の設定とかの積み重なりが凄いなぁ、と。それが説得力ってヤツなんだろうなぁ、と。
あと、両氏のイラストらしい、頭がクラクラするほど魅力的なパースの掛け方とか。
いや、おなか一杯になること請け合い。少し残念なのが、B5横綴じなところだな、と。A4で見たかったよなぁ、と。


また、結構、「えぇーっ、そうなん、それ大変やん」って感じの制作事情が。そうかぁ、脚ほ…(ry。


まぁ、ネット上に晒すこともないか。


で、読んでると、いろいろ3DCGに対して誤解を持たれてるなぁ、と思う部分もチラホラと。
例えばプロップファンの機体をデザイン段階では「CGを考慮して」ジェットにしていたと。で、交渉してデザイナーの希望したプロップファンで作ってもらった、とかの経緯等。
まぁ、外野から見ているだけだから、よく分からないけども、漏れ様の感覚からしたらプロペラでもジェットでも、CG制作の負荷はそんなに違いは無いよなぁ、と。ペラが回ってる表現も色々やり方はあるし、クリティカルに大変って事はない要素だと思うんだけども。
なんか、そういう思い込みというか、行き違いというか、誤解みたいなものでデザインの発想が制限されることがあるなら残念だなぁ、と。


ま、でも、そんな事は瑣末な事で、山下・きお両氏のデザインスケッチの素晴しさに溜息ばかりの1冊です、ハイ。