K10Dが

発売されましたねぇ。
ネットの方々で買えた、買えない、在庫無しの悲鳴が。
以前にも書いたように、自分は7月にK100Dを買ったこともあって、K10Dは流通が潤沢になってから、よっぽど欲しかったら、と言う事に決めていたので某巨大掲示板のお祭りには参加できないのですが。



で、昨晩から方々のBlogや掲示板で、ボチボチUPされ始めてる作例を見ているですが、正直、K10Dが出力する画にチト驚かされているんですね。
(まぁ、「画質」なんてのはハイコントラストでも「キレイ」だし、階調豊かな画も「キレイ」と言える訳で、そういう評価ってのは、好みとかデジタル画像に対する目の肥え方で変わるんで、「画質」がイイワルイなんて話はするだけ野暮、とは思っているのですが。)



というのも、某巨大掲示板の情報を元に、とあるjpg作例のトーンカーブを弄ってみたんですよ。
元画像は夕暮れの空を写した画像で、上半分は美しい秋の夕暮れ、下半分の地面は駐車場なのだけど、露出差で暗く落ちて殆ど真っ暗、と。そういう画なんだけども。


情報通り、トーンカーブ持ち上げたら、殆ど黒と言ってもいい地面からどんどんディテールが浮き上がってくる…。
( ゚Д゚)ヒョエー。
まるでRAW画像弄ってるが如く。
持ち上げきったら、まるで晴天の駐車場の画になる、と。普通は、暗所の明度が上がっていくとノイズやらも浮いてきて、画がメゲ始めるんだけども、その画のメゲ方がK100Dのjpg弄った場合より少ないなぁ、と。ノイズの粒が小さいのも効いてるな、と。




で、思ったのが、こういう所に22BitA/D変換が効いているのかな、と。
パッと見の印象では他の機種と差が出たりはしないと思うのな。
オーバーサンプリングしたからって、人間の見え方に差出たりしたら、それは「真」を「写」していない訳でカメラじゃないやね、と。
そういうオーバーサンプリングが「効く」ってのは、階調がリニアに伸びる部分ではなくて、階調がサチるかサチらないかのギリギリの部分とか、アナログ信号の出力が微妙に上下している所とかの、「細かい所」なんでないかと。
12bitでは細かい信号の山を「ナメ」てしまってたのが、22bitだと有意な信号差として捉えることが出来る、と、そんな感じで。


α版の流出作例とかのころから、自分は「点光源などのハイライトのフチがリバーサル臭いなぁ」とか「立体『感』とか質『感』が良い様な気がするんだけどなぁ」とか思っていたんですが、作例が多くなってきた事で、この機の特徴はそういう微妙な所が良く画に出るって事なんじゃないかと思い始めていて。



うーん、良いカメラだと思いますよ。そういう「微妙」な所が気になる人には。
( ゚д゚)ホスィ…なぁ。