テレビで

我が国の総理が内閣改造とかで記者会見やってたんですが。

この期に及んで「美しい国」とか言ってるのがなんとも。
あと、政策面というか、施政方針は、新閣僚の発言聞いても今までと変えるつもりは無いんだなぁ、と。
てか、国民のこの厳しい声を真摯に受け止め、なんて言ってるんだけど、どういう「声」が聞こえてるんだろうか、と。


「改革を進め」て「新経済成長戦略を進めていく」って事なんだけどさ、ここ10年程の改革って言うのはさ、それまでは「2年も働いてんのに正社員にしてくれないなんて、ソノ会社ちょっと変じゃない?」みたいなのがデフォだったのを「これ以上働かせると正社員にしないといけないので、1年11ヶ月で首を切る」ってのを見慣れた風景にしてしまった、ってのがその内容だったと思うんだよね。で、首切る方は、昔は「社員を路頭に迷わせたのは経営陣の責任」とか言って清算が終わったら辞任したり引退したりだったのが、今は「株価上がったから」とかで自分で自分のボーナス増やしたりとか。


そんな風に、ここ10年程の「改革」ってやつは、「人事を管理される側」の労働価値をダンピングしていく、ってのがその実態じゃなかったのかな、と思うんだな。こういう日常になる前に、人々が改革って聞いて想像してたのとは違っている、と。
や、所謂、優秀な人ってのが新たなタイプの事業を起こして価値創造して大儲け、ってなら誰も文句は無いと思うんだな。そいういう新しいタイプの事業が創造されるってのは、それで新たに飯にありつける人が増えるって事だしね。上も伸びれば、下も底上げされる、ってことで。
でも、実際に起こった事というと、下に回ってたお金を、上が新しいルールをこしらえて、ピン撥ねして儲けている、と。



そういう流れの「改革」を進められてもな、と。質的な転換(2項対立の逆向き、って意味で無く)が必要なんじゃないかなぁ、と。