つかね、

GT5Pみてたら、細かい所で不具合というよりも、ディシジョン・メイカー・レベルでの仕様決定というか、決定のあり方、ってのに間違いがあるような気がしてしょうがないな、と。



例えば、初期収録の車の台数とかコースの数とか処理落ち辺りって、ハードの処理リソースの配分をミスってる、具体的に言えば、車体モデルにポリゴン数突っ込みすぎ、じゃないかと勝手な推測しているんです、自分は。
開発初期には表示とか挙動とかのエンジンもα段階だったりするはずなんで、「この程度までは処理能力は伸びるだろう」という目算を立てて「じゃ、車は何万ポリで」みたいな指示になると思うんだな。
で、その目算が甘すぎた、と、ポリが多いから自然、一台当たりの制作時間も延びる*1、と、台数減る、と。んで背景、とりわけシミュレーションの精度に影響ある路面のメッシュに数が割けない、人員も車体に取られるんで背景は旧版の流用とかにもなってくる、と。また、処理落ちだってし易くなるでしょ、と。
ああそうだ、処理落ちが発生する程ハードの処理能力に負荷を掛けている訳だからして、ネット対戦でのP2Pでのデータのやり取りの割り込みだか、優先処理だかにも不利そうな気が。どうなんだろ、俺プログラミング関係は良く分からんのだけど。



16台とか1080Pだとか車両1台6人月で何万ポリだとか、そういう数字の達成ばかりで、「遊んで心地いいか」どうかっていう「数字に乗らない」評価軸を、ディシジョン・メイキングにおいてないがしろにしている、そんな気がするんだな。
確実な仕事で確実な評価を得る、ってんでなくて、やたら威勢の良い数字やら夢の様なスローガンで、取敢えず客掴んでおけ、みたいな。取り巻きも取敢えずソレ乗っとけ、とか。
で、それは、Tシャツの人だけに止らず、クタタンだとかFujiSWでF1やった会社とか、なんかそういうディシジョン・メイカーが底の浅い決定をして、その情けない結果が、近年、世間の表に滲み出てきている、そんな気がするんだけど、気のせいだろうか。



食い物関係の偽装だとか、年金のイイカゲンな公約だとか、威勢のいい台詞ばっかの首相がいきなり辞めるだとか、なんか似たような構図が有る気がしてしまうなぁ、と。

*1:ちなみに、少な過ぎても伸びる