やー、ホンとにガッカリだなぁ。

D4には。事前に出ていたモックとか、Vista搭載の噂とかネットで見てたから、嫌な予感はしていたんだけどね。
まだしばらく初代03を使うしかないのか。少なくとも6月位までは。



まぁ、巷で言われているように、大きさと価格とが帯に短し襷に長しなんだな。
モバイルで本気でエクセルやらワードやらを編集しようとすると、小さすぎると思うんだな。自分みたいに3DCG屋さんがVista搭載だからと言って、モデラー突っ込んで何かするか、PhotoShop突っ込んで何かするかというと、そんな事しないよね、最低限ワンスピンドルのノートPCでしょう、と。
結局大きさ的にデータのブラウジングと少しキチンとしたメールが打てればいいか、という感じだしね、外に持って歩くとすれば。じゃあ、Vistaである必要あんのかいな、と。



あと、ノートPCにしちゃ小さい&軽いけど、大まかに言ってW-ZERO3の「2倍」な大きさであるからして、

  • 電話しにくいよなぁ
  • じゃあ、ハンドセット付けよう。
  • これで、電話もしやすいでしょ。ん?けど小型のケータイみたいなハンドセットを持ち歩くって事は、PDA+ケータイの2台持ちとどう違うの?

まぁ、ハンドセットが万年筆型とかなら良いかも、ですけど。あと、付属のヘッドセットが有線らしいんだけど、それは何故なんだぜ?付いてきても使われること無いん違うかと。



で、自分にとって一番致命的だな、と思ったのが。

Windowsにログオンしている間、音声通話の発着信が可能で、電話帳はWindows付属の「Windows アドレス帳」を使用する。Vistaの休止・スリープ状態などログオン中以外に着信があった場合は、通話は行なえず、着信履歴が残る。本体にバイブレーション等の通知機能は搭載されていない。

ウィルコム、Vista搭載の小型端末「WILLCOM D4」

らしい事で。
携帯電話を持つって、自分の場合はそうだし、世の中でもそういう人多いと思うんだけど、「いつでも電話を受けられる」からじゃないかな、と思うんだな。掛けるのは公衆電話の時代でも出来た訳で、決定的にケータイの時代と違うのは待ち受けれるってとこじゃないかと。で、その待ち受けが実質出来ないんじゃないの、というのなら、いよいよもって「D4」を持つ必要がなくなるよなぁ、と。
モデムとしてキチンと動く音声端末+ノートPCやUMPCで十分だよな、と。



あと、この手の日本の企業の製品発表会みてて思う事なんだけど、その製品でユーザーの生活がどう変わるのか、という所のプレゼンが弱いよなぁ、と。「D4」も

会見でウィルコムの喜久川政樹社長は、「これまでのスタイルを変えるモバイルコミュニケーションマシン」と自信を見せる。

http://journal.mycom.co.jp/news/2008/04/14/026/index.html

との事なんだけど、「ん、じゃあ、どんなスタイルに変わるの」と言えば、よく分かんないよな、と。てか、ウィルコムやシャープの中の人にも良く判ってないんじゃないかなぁ、とか思ったりもする。
そこら辺が、AppleiPhoneは凄いんだよなぁ。その場で、操作してみせる。ただ操作するんじゃなくて、GoogleMapで近くのスタバを検索して、そのまま店の電話番号をタップして、実際に(?)電話掛けて注文を…しようとする(笑)。
それを目の前でやられるとね、そらガジェット好きは一発でやられますって。



だけど、例えばW-ZERO3なんかだと、「こんな『ビジネスマン』、ほんまにおるんかいな」っていう感じのステレオタイプなユーザー像しか提示できてないのが、もったいないよな。