高級官僚が

帰りしなにタクシー使って、そのタクシーから酒だ金一封だもらってた話が、こんところニュースで良くやってますが。



まぁ、なんか、さもありなんだよなぁ、と。
都内から、深夜にチョッと離れた場所まで帰宅するとなると、1万位軽く飛びそうだよなぁ、と。そら、タクシーもそんな金額をほとんど毎日とか払ってくれる(いや、チケットかなんかだろうけどね)優良顧客を「囲い込み」たくなるよなぁ、と。
ま、だからと言って「ショウガナイ」「シカタガナイ」とかは思わないけどね。タクシー代は経費で出してるんだろうし、て事は、そのビールだ金一封だは税金からのキックバック、リベートって事だよね、と。
そんなモン手渡されて「あ、これヤバイ」とか思ったりしなかったんだろうかね、と。



そう言えば、5年だか6年前だかに、終電ギリギリまで外で酒呑んで、結果、霞ヶ関だかどっか周辺の地下鉄の駅で電車が無くなった事があって。で、地上に出てみたら、財務省だか外務省だか総務省の前にズラリとタクシーが並んでいたんで、そこからタクシーを拾って自宅まで帰ろうとしたんだけど。
数台タクシーの窓をノックして回ったんだけど、見事に全て『乗車拒否』だったな、と。
ま、スゲー気分悪かったですよ。行政府の前で法律違反の乗車拒否って、コは如何に、と。んで、ああ、ここら辺に停まってるタクシーは『特権階級』専用って事なのな、と酒の回った頭で思ったなぁ、と。



あと、そのとき思ったのが、ここにズラリと並んでいるタクシーって、縄張り見たいなモン有るんじゃないかな、と。
都内には流しで営業しているタクシーだって沢山あるわけで、そんなタクシーのドライバーだって、ほぼ毎日、長距離の営業が出来るのがほぼ確実で、しかも相手は酒に酔っていない(ハズ)、身元がしっかりした、チケットで気前よく払ってくれる客ばかり乗せることが出来る場所があれば、みんなソコに並ぶ筈で。2重3重にタクシーがトグロを巻いていてもおかしくは無いよなぁ、と。
でも、官庁の前にはタクシーがキチンと1列に並んでるだけなんだな。2、30台はいたとは思うけど。
て事は、縄張りというか、「仕切り」みたいなのが居ないと、そうはならないんじゃないかなぁ、と。



ま、何れにせよ、汚いモンを見たって訳で酔いも一気に醒めて、1時間だか2時間歩いて家まで帰りましたけどね、その晩は。