こんところ

見ているアニメについて、3DCG絡みでまとめて。



7月始まりのアニメってBGが3DCGなの多いかな、と。つか、バンク的に使用するBGは3Dで作ってしまうってのが、アニメーション制作の中の工程の一つとして定着したのかなぁ、と。少し前まではイレギュラー的な扱いだったと思うんだけどね。


西洋骨董洋菓子店〜アンティーク〜

あー、所謂「女子向けアニメ」なのな。自分はフル3DCG(?)なBG作品として、取敢えず見ていますが、作品としてはゲラゲラ笑いつつ見るしかないな。
で、たぶん3DBG作ってんの白組なのな。タイトルバックにロゴ出てくるし。白組て大元はアニメ制作の会社だったと昔どこかで読んだんだけど、自分的には3DCGつーかVFXで有名な感じなので、チト意外だったなぁ、と。



で、その3DBGですが。
セルが水彩のような彩度の低い色使いで、それに合わせてBGも彩度落としてるせいか、所謂CGCGしてなくて、まぁ、こういうのもアリなのかと思ったり。
あと、確かにああいうアールヌーボー風の店内装飾なんかは3Dのメリットが生きてくるよね。原作付きだから、設定さえちゃんと決めてやれば先行してどんどん3DとしてのBG作っていけるから、その点でも相性いいよね。作品の物語もこの菓子店内とか周辺がメインで進行するとしたら、余計3Dと相性いい、と。イレギュラーなBGのカットはその都度制作、イレギュラーなLOのカットもそのカットだけバンクデータを切った張ったする、って感じなのかなぁ。



けど、作品のポリシーなのか、あるいは「VFXの」白組が関ってるせいか、BGの空の雲とか、雨が地面に当たって起こる波紋とかが、「それ、フッテージじゃん(w)」ってな感じで面白いって言うか、興味持って見たなぁ、と。
あと、3話中2話しか見ていないんだけど「葉っぱの生い茂る木」とかの植物が出てきてないような気が。アニメと馴染みの良いCGの木ってなかなか難しいというか、「これぞ」という表現はまだ見たことない気がするんで、そういうの出てこないかな、とか思ったり。


ひだまりスケッチ×365

1期は見ていないんだけど、彩色が「ポスターカラー」な感じで、陰に網点処理なBGが面白いね、と。プロップ(?)に無理やり実写の写真切り抜き使ったりとかね。


で、これも主人公たちが住む寮(?)が3DCGなのな。外観は多分全部3Dなんだろうね。第一回でやたら寮の外観カットでカメラがタンブルするのが、うーん、手描き出身のコンテマンが3DCGを「無理やり使ってる」風だな、と*1室内も、キッチン周りから玄関にかけてが3Dじゃないかな。居室はどうだろ、手描きかもね。


鉄腕バーディ

この作品も全体の色設定が薄目の色だな。はやりなのかな?
タッチ無しの細目の描線とあいまって、ゆうきまさみ風味が薄いとかの評もあるみたいですが、自分的には、まぁそこまで原作を再現する必要も無いんじゃない?とか思ったり。
これも3話中2話しか見ていないけど、格闘シーンが毎回良い出来だよなぁ、と。見ていて楽しいよね、と。



第一話冒頭の宇宙船3DCGはタイミング良いなぁ、と。宇宙船がジャンプする際のエフェクトもちょっと新しい感じかな*2
BGに3Dを使ってる風には見えないんだけど*3、BGに軽くハーモニーっていうか、陰の部分にタッチが入ってるような。元の背景画からしてそういう描き方なのか、普通の塗りの背景画に、背景なり撮影なりでエフェクト入れてるのか、興味あるな、と。


ソウル・イーター

完成度高いって意味で「手堅い」のは相変わらず。アニメにおける3DCGの使い方としてもそうで、地味ーな所で、でもCGの使い所としては意味のある使い方*4してんなぁ、と。
あと、新EDがカワエエ。(*´∀`)




他にも沢山3D使われているのはあるだろうけど、自分家で見れられて、かつ見ていた作品で3D関係で印象に残るのはこんくらいかな。

*1:いや、非難しているんじゃないですよ、と。

*2:アリがちなのは、円盤状のエフェクトに船体が消えていく、って感じな。

*3:あ、けど1話でカメラマップなBGはあったな。

*4:それ、オーソドックスな「撮影」とか手描きでは描けないでしょ、っていう所。