自分は

圧縮アルゴリズムとかに詳しい訳じゃないんだけどさ。



それでも、

ソフトウェア的に缺損部分を補完するjpegは、ソフトウェアによつて見え方が違つてゐる。

ってのは、デジタルデータの圧縮って奴を誤解してる気がするなぁ。


オリジナル画像
↓1
jpeg化されたデータ(エンコード量子化
↓2
jpegされだデータを展開(デコード)
↓3
展開したデータを表示



「ソフトウェアによって見え方が違ってくる」ってのは上の「2」の段階で、ソフトによってデコードの仕方が違うから、見栄えが変わる、って意味の事を言ってるんじゃないかと思うんだけど、ソレは無いんじゃないなぁ、と。



データの欠損っていうのは、「1」の段階でオリジナルデータを量子化して、圧縮し易いように丸めてしまう(不可逆)、って段階では起こる。しかし、「2」では圧縮データを定義されたアルゴリズムに則って展開してるだけなんで、展開されたデータがソフトによって違う、って事は無いんじゃないかなぁ、と。
データの欠損がある、ってのはオリジナルと量子化されたデータを比べた場合はあるけれど、展開されたデータはどのソフトで展開しても同じはず。



ソフトによって見栄えが変わる、ってのは上の流れで言うところの「3」で、量子化が掛かっているデータをどう見せるか、ってトコで違いが出てるんではないかと。
jpeg*1画像を75%縮小とかで鑑賞する場合、例えばVixだとジャギって見えるけどsusieなら綺麗に見える、ってな違いがソフトによってあったりする。けれど、それは同じjpegデータをどう見せるかって違いな筈。この場合、susieが縮小表示をする場合は、再サンプリングを掛けてからデータ表示して「綺麗に見せている」から、って事だと思うんだけど。
当然、100%表示の場合はどのソフトで観ても見栄えは一緒。特定のピクセルのRGB値がソフトによって違う、って事は無い。


…って筈なんだけど、どうなんすかね。

*1:や、別にjpegに限らないんだけど