うわぁ…(;´∀`)

某巨大掲示板で紹介の、海外のゲーム関係のサイトとか、Turn10公式ブログとかの記事なぞ読んでいるのですが。
よもや、こういう記事とか情報を目にする事になるとは、E3前には夢にも思わなかったよ。



コレはアレですな、Turn10の複数の中の人が同じような事を言ってることからして、彼らはGT5が「リングに上がってこない」事について、本気で頭に来てる、ってな感じですな。
一応、それなりのエチケットペーパーみたいなモンは敷いている感じではあるけれど、ニュアンスとしては蔑みの感情も部分的に入っているのは明らかですなぁ。



けど、ゲーム制作に少しでも通じているなら「ホントにそんなこと出来るの?」みたいな事とか、逆に「なんでこんな事も出来ないの?」てな事とか、「それって、多くのユーザーにとって面白いの?」みたいな機能とか、自社の次回作について妄言に近い事をゲーム・メディアに語っただけならまだしも、もう少し開発が進んだら、明らかに自社製品が「足を掬われてしまう」事になってしまう、他社の製品について、「アレは多機能な安物の時計です」なんて咬ましてくれた訳だから、そら、バックラッシュもきつくなるわな、と。



まぁ、だけどGT5の中の人らが、事情は色々有るんだろうけれども、GT3前後の売上げ的な成功に慢心し、開発作業において怠慢であったと言っても、反論する事は出来ないんじゃないかと思うんだ。



例えばさ、敵車のAIをもっと賢くすべしって言う開発課題は、GT3辺りでは明々白々*1であったんだけど、Forza2で綺麗に抜き去られ、Forza3で周回遅れにされるやも知れない訳で。AIネタの性質上、真面目に研究開発進めていれば、ここまで差が開くものでもないと思うんだよね。
他にも、エライ人がフォードGTやらポルシェGT3を買ってる暇があるなら、クラッシュ音の収録に「潰す車」を買いなさい、と。
エライ人がニュルを走ってる様子を空撮する暇があるなら、サーキットの一つでもレーザースキャンしなさい、と。
メーカーの人と仲良くなって、CarGraphicTVのパチモン作ってる暇があるなら、マクラーレンと仲良くなって選手が使っているシュミレーターを取材しなさい、と。
〆切前日に「ちゃぶ台返し」して、才能だ気合だと「くりえーたー」を気取る暇があるなら、狙った日程で狙ったクオリティの物を、予定した分量用意できるスケジュールなり工程を組める「職人」になりなさい、と。



要は、Turn10の中の人って、「多くの人に面白いと思ってもらえる、シミュ寄りの車ゲーを作ろう」っていう、それを飯の種にしている人なら「他に何があるんだ」っていう課題に対して、愚直に、知恵を絞って、手を動かし、足を運んだ、それだけだと思うんだよね。
少なくともGTの中の人らが、同程度に汗をかいていたならば、その結果としての製品の差は「好みの違い」で片付ける事が出来る物であったと思うのさ。
また、そうであるなら、今回のE3では、企業トップがこういう展示会でよくやる振る舞い、
…そうだな、例えば、気が付いたらGTの偉い人が試遊台の一つに並んでいる。スタッフが慌てて空いてる台に案内する。カメラの前でForza3を数ラップ遊ぶ、そこにDan氏が登場してがっちり握手。「いやぁ、よく出来てるねぇ」「自分達はGTを目指してやってきましたから!」「けど、まだまだ負けないよ」とか何とか言ってる姿をカメラのフラッシュが迎える…、てな光景が展開された筈なんだよね。
公式ブログで「なんかメモ取って、写真撮って行かれましたけど」みたいな事晒されるのでは無くてね。



自分は(エエ年こいてアレだけども)Forza3っていうゲームがあと4ヶ月で発売される事に、ワクテカしている事を隠しようが無い訳だけど。
けれど同時に、ネームバリューはまだ有るとは言え、かつて一世を風靡した日本を代表するゲームが、今は見る影も無く衰退する一方な状況に、言いようも無い寂しさを感じているんです、ハイ。

*1:つか、GT3、4のソレって、AIなんてモンでなく「スクリプト」レベルのモンじゃないかと自分は思っているけど。