めっきりと

タブレットPCのネタも減ってしまった*1昨今、この前X201Tが出たというのに、未だにThinkPad X41Tを愛用している訳ですが。
しかしながら、購入から度々書いている事ですが、FSS液晶パネルの出来があまりにも素晴らしい事と、ネット巡回やらペイントソフトの落書きの用途にはCPUがまだ使い物になる、あと本体全体の“建てつけ”もまだ良好なので、買い替えはまだ先だなぁ、と考える次第で。
あ、あとX201Tの液晶パネルに高解像度のWXGA+パネルのオプションが無いのも、買い替え意欲が殆ど湧かない原因なんだな、と。



けど、しかし。
さすがに購入から5年目に突入しようかとしている今日この頃、HDDのヤレが目立って来てたんですね。前からたまにブートアップに失敗したりしてたんですが、今年に入ってからは2度続けてブートに失敗するとか、この機種に採用の1.8インチHDDに共通みたいな「シッピング音」が、購入当初は、小さく「ピション」って鳴る感じだったのが、この所は「パシンッッ」と結構盛大に鳴るようになったり、ちょっと普段使いするには不安があるよなぁ、と。
だいたい、ブートに5分は掛かっていたんで速度的にもキツイよね、と。



そこで、まぁ、液晶も本体もまだ戦えそうだし、新機種の魅力も今一歩ということで、HDDを新品に換装しよう、と。
で、買って来ましたよ、コレを。



( ゜∀゜)o彡゜  S・S・D! S・S・D!
いやね、なんかお金に余裕があってSSDにしてみました、って訳じゃなくてですね。



このX41Tに採用されているHDDは1.8インチモデル。これだけで、2010年の現在には選択肢が限られるのに、おまけにコネクタがMicroSATAでないのは勿論、ZIF/LIFでもなくて、44ピンIDEという、今となっては“変態仕様”なコネクタなんですな。
で、その“変態”コネクタのHDDは最早普通には流通していなくて、実質SSDしか選択肢が無いのですな。それでも、3〜4のマイナー・メーカーの中からしか選べない、という。
そんな中で、某ThinPad大手掲示板やX4xシリーズをSSDに換装するWikiを参考にして、PC関係ポータルサイトに良く露出する某社でなく、また、かなりリーズナブルなお値段の某韓国メーカー製でもなくて、RunCore社のモノにしてみました。知恵をネットで分け与えてくださった先駆者の方々に感謝。



で、換装して、現在快調に使えているのですが、まぁ、細かい所で色々と手間掛かりましたよ、エエ。
そこら辺の細かい話は、ゆくゆく続くエントリで書いていく事にして、取敢えずベンチマークを。
換装前のTravelstarはこちら。

(;´Д`)<ウヘェ
いや、1.8inHDDなもんで、きっとすごい値なんだろうなぁ、と思っていたけど、ココまで遅かったですかそうですか。
んで、RuncoreのSSD

うんうん、2.5万弱払った甲斐があったかな、と。で、これは最初に入っていたファームウェアでの値なんで、入れ替える羽目になった最新ファームではもう少しいい数字が出るかもしんない。



そんな訳で、ブートやアプリの起動は以前に比べて激速、一般的な操作でもサクサク動いてくれる様になったので、「あと2年は戦える!」と。自作PC界隈ではよく言われることだけど、やはりドライブ類の強化はPCの体感速度に覿面に効きますな。
だだ、今回マイナーメーカーのSSDに換装したり、それにあたって情報を集めたりして思った事だけど、SSD一般に、問題の発生とか、ファームとかのバージョンアップされ具合を見ると、まだまだフツーの使い勝手、つまり、「買ってきてポンと繋げば即使える」って訳じゃないな、と。
あと半年とか1年位経たないと、どんなメーカーのSSDでもフールプルーフに使える、って感じにはならないんじゃないかな、と。
そこら辺の細かい話は、またいずれ。

*1:ココでは所謂UMPCとかiPadとかの“軽量クラス”のタブレットでなくて、“フル仕様”のタブレットPCな。