ドイツGP

小林は、ちょっとポジション的に恵まれなかった感じだね、と。特にペトロフに前に割って入られたのは運が悪かった。もう少し前がクリーンな状態で走れていたらな、とは思うが、ま、トラック上のどこに位置するかってのもレースの一部なんで、小林にはもう一段「強く」なってもらう事を期待して、来週のハンガリーを楽しみにしよう、と。


やー、けど、今大会において(当事者には失礼だとは思うけど)一番の見物だったのは、ゴール後のパルクフェルメ〜記者会見、だったなぁ、と。
久振りの「完全勝利」なのに、まるでお通夜のように表情の硬いフェラーリの2名。片や、“してやられた”のに、終始ニコヤカと言っていい位だったベッテル
もう、車を降りる際も、「タイミングを計る」が如く、降りた後もしきりとハンドルを弄るアロンソ。片や「面倒臭いんで、早く行って欲しいんだけど」と、ゆっくり安全ベルトを外し、ハンドルを外すマッサ。
まぁ、最終的には「タイミングよく」アロンソがマッサに握手の手を差し伸べて一言二言、言葉を交わしていたんだが。


やー、マッサも速かったし、もちろんアロンソも速かった。
けど、その「速い」タイミングが彼らフェラーリの中の人全員にとっては不幸だったよね。



抜かしてトップに立った後、必要もないのにエンジンを使い倒してファステスト連発したり、表彰台前に2位3位の走者にしきりに声を掛ける勝者アロンソ
表彰式後には、唐突に、「ピットの中の人」が2名のドライバーと表彰台に上ってみたり。
アロンソもマッサも中の人も、「今日は祝うべき日なのに、何でこんなにフラストレーションに苛まれるんだ!?」なんて思っているんじゃないかと、妄想せずにはおれんでした、ハイ。