そして、

裏番組のツールドフランスは、今日が最終日のシャンゼリゼ
ま、“お祭り”のレース日なので、総合順位を争うレースにはならないので、安心して見ていられるんだけど。


しかし、今年のツールでは、日本人選手の新城選手がテレビ画面に取り上げられる事がとても多かった。
レース自体も、必要な場面で集団を引くとか、きちんとチームの仕事も出来るし、存在感もある、と。一人前のグランツール出場選手が日本人から出てきたことは感慨深い。


去年のシャンゼリゼ周回コースでも、別府選手(今年はツールには出場できず)が逃げを打ち、敢闘賞獲得で見せ場を作ったけど、今年の新城選手に対するコンスタントな注目は、今年のジロで、その日のステージのレースを支配する走りをした事によるんだろうな、と自分は思う。


で、今年のツールの総合優勝争いの見所は、終盤、コンタドールという現王者に対して、その王者に対して挑戦(というか途中では数日マイヨジョーヌ着ていた)するシュレック(弟)がレースの流れの中から躍り出た、という所だったな、自分的には。


んで、その王者と挑戦者が、終盤サシのガチ勝負を繰り広げたのがとても面白かった。近年はチームの総合力で戦うスタイルが多かったので、余計にね。
最終的には前日のタイムトライアルでコンタドールが30秒ほどでリードし、シュレックとの差を確定的にして勝者が決まったのだけど、本来ならコンタドールは2分程度シュレックに差をつける見通しだったし、最後の登りのステージも、レースを支配したのはシュレックのほうだったと思う。


そんな感じで、今年のツール終盤は、自分には、来年に何か「予感」を残す、そんなレースの流れだったな、と。そんな風に思いました、と。