iPad持ってるなら、

電子書籍でしょ、と言う訳ではないんだけど、所謂「自炊」ってやつを始めてみた。



てのも、部屋を掃除しようにも、取っ掛かりに散らかった物を退避する場所も無いってのはイカンですなー、と思ったので「積み物」の最たる物、「積読」書籍・雑誌を何とかしようと。
実は今まで、スクラップ目的に雑誌の裁断なんかはしていたんだけどね。しかし、つい作業中に読んじゃう、とか、裁断はしたは良いけど今度は必要なページだけスクラップブックに、ある程度記事の内容をジャンル分けして綴じるのが難儀、とかあって、裁断された雑誌のページが一山、捨てるに捨てれなくて放置されたままとか。
と言う訳で、自分的には、電子化そのものに目的があるのではなく、「捨てる為に」スキャンする、そういうノリで。
裁断するって行為も、「捨てる」のを後押ししますしね。




そこで、アーダコーダと数ヶ月悩んで、この前、書物のスキャンならコレ一択の様な評判の、「ScanSnap S1500」を買ってみた。
画像や写真の取り込みが優秀らしくて、OCRもどうもScanSnapシリーズより一枚上手らしい「imageFORMULA DR-150」と迷ったんだけど、決め手は重送感知センサーと、Acrobatが付属する事と、(その分お値段倍だけど)スキャン速度が速い事、そして現状での「鉄板」製品である事から「S1500」にしてみた。




そんな訳で、取敢えず手近の雑誌類を、まずは、カッターナイフと、切りっ子と、金尺で裁断して、スキャンはじめてみた。



んで、感想。
裁断については、うーん、自分の場合はボチボチ少しづつ毎日、スキャン作業を続けるという作業方針なんで、その手のブログで紹介されている、デッカイ裁断機は必要無い感じだな。裁断機使っても、どうせそこそこの厚みの雑誌なり本なりになると、カッターで大まかに解体しないといけないし。ま、仕事から帰って10冊20冊と裁断+スキャンする、みたいな作業内容なら、裁断機の方が良いかも知んないけど。
ただ、カッターでの裁断で自分は十分と言えども、夜になるとどうしても手暗がりになったりするんで、怪我防止という意味で「ディスクカッター DC-210N」なんてのを導入しても良いかも知れないな、と思っている。1万+α円位で買えるみたいだし。



スキャンはね、S1500しか知んないけど、ホント重送が起こらないねー、と感心しきり。一枚目がキチンとスキャン出来てたら、後は特に注意して見ている必要はなさそうだね。
まだ馴れないから、何回か途中で止まった事もあったんだけど、それは折込みページとか、読者ハガキとか、イレギュラーな形で雑誌に製本されているものを、見逃してそのままスキャンに掛けてしまった場合だけだね。これは裁断が終わった後に、パラパラとページを捲って見て確認する必要があるね。
あと、厚い紙のときなどは特に、ページを捩って、進行方向に「⊿」みたいな形に紙をずらすとスムースにスキャンが進むような。また、理想を言うなら、紙に癖が付いていない事。「ModelGraphic」みたく中綴じだと、解体しても、中央部に癖が付いているので、スキャン時に斜行しやすい気がしますね。



で、自分の場合はOCR掛けずにスキャンだけ済ませて、後でS1500添付のAcrobatで、ClearScanモードでOCR掛けてます。ネット上にある先人の経験によれば、こちらの方がファイルサイズが小さくなるのと文字認識が幾分マシ、な様なので。時間は掛かりますけどね。



しかし、ファイルサイズは結構するね。「ModelGraphic」が最たるものだけど、自分は3DCG関係の雑誌とか、紙面がほぼ、カラーとグレースケールな物ばかりだからだろうな、と。字ばかりの本で白黒モードで行けちゃうなら、かなり軽くなるんだろうな。
なかでも「ModelGraphic」は(ヲタ方面だからか)細かい字が多いし、自分は特殊なエッチングパーツの新製品ニュースでもニヨニヨしながら楽しめるタチなんでページが捨てれないんですね。よって、「字が多い+ページを捨ててない」の合わせ技で1冊約130MBになってしまってますな。
3DCG雑誌なんざ、PCやソフトや専門学校や求人広告のページは、スキャンもせずに捨ててるし、文字も大して多くないのか、50MB/冊になってますね。



今日びはHDDも安くなってるし、ともかく部屋を片付けるために、ドシドシ裁断してスキャンを進めていきましょうか、と。