地上波で

無縁社会」とかやってたんだって?いや、ここ数年、地上は見ないので良く知らんのだけど。


無縁社会」そのものについては、アレコレ思うところはあるんだけど。


で、そのテーマそのものでなく、なんかソレに関連した10日の放送で、取材受けた人がエライ演出カマされたって、ついったー上で発言していたり。
あと、ゲストに「過労死は自己責任だ!」なんて息巻く人材派遣業のオバハン社長を呼んでたらしいですなぁ。


一体、某国営放送様は、「みんな」に対してどういう印象付けをしようとしているんだろうねぇ。
大体からして、こんなネットの発達した今の世で、出鱈目に“演出”なんかすれば、当事者から告発と言うか暴露があるのは目に見えているのに、何でそんな事してまで番組を「作ろう・繕う」とするのかね。
や、不思議ですな、と。




俺自身は、所謂「無縁社会」ってのはいいこっちゃ無いよね、とは思うんだが。
だがソレは、職を失ったり病気したり怪我したり、元から障害があったり子供だったり年老いていたり、様々な物事から孤立していたりして、「弱い」境遇にある人にはサポートをするべきだろ、と思ってはいるが、地方の閉鎖社会*1に良く見られるように「腐れ縁」で苦しんでる人らもいるのでね、あくまで「困ってるんです」って申し出る人がいれば、できる限りのサポートを社会システムとしてすべき、という考えで。
されど、今の日本の世の中は、個人レベルでも社会レベルでも、そんな困ってる人々に対してエライ冷たいというか、つか、溺れかけの人間に「自己責任」だなんだと、石もて打つ状況だと思うんだな。
かと思えば、縁を結べば、生活全てを「縁」に紐付けされた「みんな」に合わせなければならん、見たいな。


そもそも、「無縁社会」なんて言葉が出てきて、「みんな」がコレはイカン、なんて言ってるらしいのが、なんか腑に落ちないと言うか、なんと言うか。
だって、「みんな」、目の前にネガティブな感じの人寄ってきたら、「うわー、勘弁してよ…(w」な風に思うでしょ?「お、どうしたん、元気ないね」じゃなく*2てさ。
他にも、ちょっと喋り方が変わってるとか、服装が、とか、ゴルフしないとか、野球は詳しくないとか、色々「ちょっと違う」感じだと忌避しません?
そうやって細かいハードルこさえて、「ふつう」とか「みんな」に属するかどうか篩に掛けて、合わないと「無縁」に追い込んでいるってのが今の世間ってヤツであって、「無縁社会がタイヘンだ!」ってその原因アンタら自身の事じゃないの、と。
そら、「助けて」なんて、誰にも言えませんて。



…なんて風に、エラソーに言っちゃったりするのは、俺が零細自営なんつー、少し大げさに言えば「アウトロー」な生き方しているからなんだけどね、と。

*1:つか俺は、日本ていう国そのものが極端に『縁』を強要する社会だと感じるんだがね

*2:肉親レベルならあるんしょうけど。