iPhoneで、

高速に動く物体とか、速くカメラをパンすると画像が歪むよね、という話。



その現象が出ると、ああ、このカメラはCMOSセンサーなのなー、とか分かるよね、と。ライン読み出しである限り、逃れられない性質。
この原理をワザと、派手にやるのが所謂「スリット・スキャン」ですね。「2001年宇宙の旅」の終盤のワープ・シーンのアレ。



も一つ書くと、一眼デジカメにこういう、所謂「欠点」のある方式のセンサーを本格的に導入したのがCANNON。当然にその事のついて分かっているのに、一眼に動画機能を乗っけてきたのも、CANNON。*1
まぁ、企業の体質が垣間見える様で、面白い。
対するNIKONは数年前までCCDでしたなぁ。今は、コストや処理速度の面で、みんなCMOSになってるみたいですが。で、一括読み出し方式のCCDは、当然にこういう「動体歪み」も出ないんですな。



とまぁ、3DCGや映像やってると、こういう無駄知識が増えますなぁ、と。*2

*1:今では、AfterEffectsに「動体歪み除去フィルター」のプラグインが売られる始末。

*2:昔、とある現場で、少しだけこういう話したら「なんでそんな事知ってるんですか」的反応が。ナニその、意外だとでも言いたそうな上から目線。オラぁ「くうき」に合わせて話してるんだよ。そもそも大した薀蓄でもないし、楽しい現場では「ソウソウ、そうなんだよねー」みたく楽しく話が出来るんだけどな、と。