そんな感じで、

ここんとこ心が仕事に残ってしまって、小径車で走っていてもイマイチ楽しめてなかったのだが。フッと仕事の影が消える瞬間があったので、日も高くなっていたのだが、二子玉川多摩川CR下り〜羽田横をかすめ〜皇居前といった感じで東京西部をグルッとまわってきた。距離にして60kmチョイ。


距離が分っているのは、この度新しく導入したポータブルGPSナビ「NV-U37」を使ってみたから。先週と今週使ってみた感じを箇条書きにすると。

  • 液晶画面で地図を確認しながら走れるのはやっぱり便利。
  • スマホとかと比べて、強力なGPSユニット、自前で地図を持っているってのが効いているな、と。
  • しかし、GUIやら操作フローは、イマイチ。特に操作フローは如何にも「自動車用」ナビを基準にしていて、使い易いとはいえない、と俺は思う。
  • つか、自動車用は「ある1点の目的地に出来るだけ短時間で確実に着く」的な使い様だけど、自転車用は「どこら辺りをグルッと回って帰ってくる。しかも、なるたけ路側帯が広い、(自転車で)走りやすい道を。」的なニーズだと思うんだよね。
  • NV-U37のハードとしては、反射型液晶がかなり出来が良いと思う。モデル末期で安くなってたU35をパスした甲斐があったな、と。「スタミナモード」のスリープ画面でも、日中の屋外ならバックライト点ける必要無いんでないかと思う位、視認性が良いと感じた。
  • 結果、バッテリの持ちも、前機種に比べて良くなってるんじゃないかな、と。*1
  • しかし、メモリーに、未だにメモステDuoなんていう独自規格に拘るのはいただけないな。もうSDでいいじゃないの。大きさもほとんど変わらんのだし。
  • また、メモステを刺してないとログが取れないなんていうのもどうよ。ログファイルなんて大した大きさでもないんだしさ、と。
  • あと、ログを本体で確認できない、パソコン上にログファイル送ってアプリやらネットのサービスに送らないと、コースのレビューが出来ないのはイマイチかと。旅先の民宿で「今日はどのくらい走ったかな」なんて場面もあると思うんだよね。
  • そんなのもあって、本体でログと、その時の走行時間、平均時速が確認出来ないのは、山歩きやサイクリング用途としては、大事なモノが抜けてると思うな。伴って、走行/歩行に関して、スタート/ストップの概念がハードにもソフトにも無いのもね。*2
    追記:これは間違いだった。詳しくはこちらを参照。ただしそれでも使い勝手は…。
  • (追記)ログに関しては、本体の設定でOFFってしまうと非走行時にもログが取られる、って事は避けられる。が、その設定画面に辿り着くまでドンだけメニュー階層潜らせるんだよ、って程に奥底に仕舞われているのな。よって、走行毎に設定をON/OFFするって使い方は非現実的なのな。
  • とはいえ、走った事も無い場所に平気で自転車で出かける気にはなるよね。知らない道を自転車、とりわけスポーツ車で走るのは億劫なものだからね。よく、コースを「開拓」なんて言うしね。

ま、こんな感じかな。色々多機能で、それらテンコ盛り機能が付いた経緯も、歳こいたおっさんとしては分らないでもないが、自分は「地図+現在地+ログ」の機能しか使わないだろうなぁ。
ナビ機能自体も、スポーツ・サイクリングににドンピシャな道が紹介される訳ではない、ってのも理解の範疇だから、上に挙げた3機能が使えれば十分だよね、と。



と、GPSのおかげで、初めての東京西部を、ソコソコ快適に所謂ポタリングしてきたんだが。
世田谷以西は、ほんと、道路の幅に余裕が無くて走りにくかったなぁ。つか、全体的に狭い感じなのな。多摩川CRなんて、自分が走った大部分が道幅1.5mくらいのモンで、あまりの貧弱さにチョッとビックリしたな。*3
建設省も「スーパー堤防」なんていう、現代の万里の長城になりかねないプロジェクトを推し進めるよか、こういう地道な整備に金掛けりゃいいのにな。*4

*1:前機種使った事無いから想像でしかないけど。

*2:ログは、その日に2時間以上スイッチが入らなかった場合に、別ログとして記録される、という仕様。つまり、スイッチがON状態だと、コースを設定したり地図を閲覧したりの非走行時でもログが取られてしまうし、1日に2つの違うコースを走っても、2時間以上、間隔を置かないと、ログが一つのファイルになってしまう、と。

*3:それでもカーボンロードに上下レーパン・ジャージという「本気仕様」の方々がゴリゴリ走っていたりするんで、更に驚いたりしたんだが…。俺からすると、どうみたって「ポタリング」どまりのコースなんだがなぁ…

*4:や、決してそうはならないのは、自分もオッサンなので分りますけどね。