たまには、

3DCGの事でも書いておかないとな、と。



自分はMAXユーザーなんで、キャラクター関係の仕事ではキャラスタを弄る事が殆どだったんだが。
で、BipedやPhysiqueに関しては、好きじゃない、いやむしろ嫌いだ、ってのはコレまでにも時々書いてきた通り。
キーをチョイチョイと打ったら勝手に重心計算なんかしやがるし、頂点のウェート付けも何やらスプラインな補間しやがるしで、キッチリとコントロールしようとする(つか、しないと仕事にならない)と、キャラスタの仕組みやら、それによる癖を把握しておかないといけないし。
とまぁ、本来はユーザーの手間を省くのが目的のそれら「補間」故に、操作が煩雑になって自分は嫌いだったんだが。


とは言え、何回も弄ってるとね、「ぐはー、こんな事を勝手にやってがる!」っていう発見が積み重なって、馴れてしまったりしていたんだが。逆に「補間」を逆手にとってある部分は省力化したりね。




けど、数バージョン前からAutodeskも新しい「CAT」を導入したりして、キャラスタを更新しようとしていたり。
CATは元々MAXのサードパーティプラグイン*1として売り出され、次にAvidに買い取られてSoftimageのモノとなり、最終的にAutodeskがSoftimageを買ったので巡りめぐってMAXという「元の鞘に戻った」プラグインなんだけどね。
自分も、MAXのサブスクリプションの特典として付いてきた時には結構期待したんだけど、色々情報を集めるに、結構不安定というか、IK周りで凝った事しているみたいで、サービスパックの中に「CATの〜に対応しました」てな記述を見て、まぁ、そんなに急いで使う必要も無いか、と放っておいたんだな。
そもそも、仕事関係は、デファクトや汎用性や使える人の多さで、どの機能を使うかってのは決まるんで、CATを本格的に使う事も無かったのよね。




てな感じでCATは「一応触ってみました」程度だったんだけど、こないだ、行きがかり上でCATを使う事になって、もうチョイ弄ってみました、と。


で、キーを打ってモーションを付けたりしたんだが。
うは、なんか言うコト聞かんのだが、、、(;´Д`)。


これはキャラスタに馴れてしまってた、ってのもある。キャラスタのIK/FKのつもりで、キーを打ったり編集すると、キーがトッ散らかって収拾がつかんな、と。
同じ感じのIK/FKをCATも装備しているんだが、キャラスタとはチョイ違うのな。


しかし、弄ってるうちにCATの方が所謂「普通のIK」の仕組みに近い事が分ったんで、ソレを把握してからは、勝手に色々補間したりしないんでむしろ使いやすいな、と。
ファンクションカーブに対する反応も、普通のIKに近いから当然に素直なんで、カーブを弄っての微調整か効きやすい、と。
そこら辺、キャラスタは、元々はファンクションカーブを弄る、という概念が無かったし(!)、専用のカーブエディタが付いてからも、ノードによってはカーブの編集は不可だったしな。




ふむ。
2つほどコツは有るかなと思うが、ソレさえ気に留めておけば、反応は素直なんで、俺はCATの方が使い易いかも知んないな。
後は、CATもIK関係で色々仕込みが入っているんで、その安定度の高さが如何程か、ってのと、特殊な動きをさせたいときに汎用性がどの程度あるか、一部UIがいけてないダイアログが有るんで、そこら辺を少なくともキャラスタ並みにして欲しいな、といった感じかな。


と、まぁ、ソンなコンなを思ったりしましたよ、と。

*1:多分にキャラスタの使い難さに対応した開発だったんじゃないかと思う