それだけでは無い様な

id:yms-zunさんとこから

どれをとつてもろくなものでないな。もちろん、サービス精神の露はれといふ場合もある*3。

うーん、使い方を誤ると、本来の論点を覆い隠してしまって、不毛な議論に陥り易い、という欠点は、自分も意識しているところではありますが。


でも、ひとつ例え話を有効に使用できる局面があると、自分は思っていて。
それは、議論の内容が、抽象的な言葉、概念で占められている場合。「神学論」に楔を打つ、というか。
もう少し具体的に言うと、抽象的な言葉、概念を、相手が繰り出してきて、話を丸め込まれようとしている、煙に巻かれようとしていると「本能的に」感じたときに、有効な反撃手段になると思う。「なんか、もっともらしい事言ってるけど、うさんくさいぞ。」という時。


だから自分は、そんなに、神経質に排除するべき方法論では無い、と思う。


逆に、「例え話はまかりならん」と言われると「この人は、今している議論について、独占的な知識、経験を持っていて、それを使うことで、「議論の場」を「説得、もしくは宣言の場」に変えよとしているのではないか」と、自分は思ってしまいます。
そう、例え話って、「ある分野について、自分、もしくは一般人よりも知識、経験などで優位な立場にいる相手が、「相手側の論理」を振りかざして、相手側に都合のいい状況を作り出そうとしているとき」に有効な反撃手段となると、私は思っています。