JFEスチールの

一般公開に行ってきた。


みなさん色々都合がつかなかったりで、id:adramineさんと自分の2人という面子になりました。


で、JFEですが。
入口には地元の商店の出店とか出てて、てっきり、「あー、この奥に受付とかあって、さらっと溶鉱炉とか見てオシマイかな、ま、お気軽な見学も良いか…。」とか思っていたのですが。


てな感じで歩いていくと、観光バスが20台弱並んでいる広場へ。
(;´Д`)ん、ん?
なに、ひょっとして、かなり大がかり?
で、バスに乗せられて10分程も走る事に。
いや、そんだけ走らないと熱圧延工程まで着かないんですね。


とんでもなくデカイ、と。


よく見ると、工場を走るパイプラインも著しくオーバースケールで。
しかも、程良くサビてる、と。
良い感じで汚れた、工場内のみの特注品と思われる鉄道車両、資材運搬車が、数は多くないけど、行き交っていて。


ぐはー、カッコイイ!
そんな時に限ってデジカメを忘れてくる自分。
あどさんも、「フィルムカメラ持って来るんだった」と。


そうこうしてるうちに圧延工程へ。
ヘルメットも渡されなかったので、気軽に入っていくと、ちょうど予熱(加熱)工程から圧延される鉄のカタマリが出てくる所で。


うっわっ、アッツ!
Σヽ(゜Д゜; )ノ


暖房機器から出てきそうな熱風が、2、30メートル離れた灼熱した鉄の魂から吹きつけて来るんですな。暖房機器なら小さい吹出しロから流れて来る位なんですけど、こちらは、辺り一面焼いてしまうんでないか、と思われるボリュームで。
こ、これは凄い!と。


全てが、とんでもなくオーバースケールで、かつ、速いんですね。圧延された薄板のロールが数分おきにバンバン出来ていくんです。で、ラインは数百メートルあるんですが、無人なんです。コントロール・ルームに4、5人いるだけだと。


ラインの反対側には圧延ローラーをメンテするラインが並行していて、ローラーの交換もかなり少ない人数で出来そうな感じで、極めて合理的なのではないかと思われます。


ラインを見終って、外に出ると、とても喉が渇いていて。
で、タイミング良くパックの飲み物が頂ける、と。


で、頂いたお茶のパックを飲みながら外を見渡すと、程良くサビたパイプライン、雑草が茂る資材運搬の鉄道の線路。
後ろを振り向いて建物内を見ると、完全自動化された最先端工場。


そんな、なかなか不思議なバランスの空間でした。