今日の

桜蘭高校ホスト部」の「ハニー先輩の甘くない三日間」、漏れ様の印象ではここ数回の中ではかなり良いデキだったようにおもた。



つかね、他の回も平均して脚本、コンテ、編集の部分で言う「演出」(アニメ特有の現場監督的な意味としての演出ではなく)はレベル高く保たれてると思うんだけども、*1この作品全体のカラーとしてのギャグって、「カットの繋がり」のタイミングが凄く難しいんではないかと思っていて。
タイミング一発で、面白くも、外れもするなぁ、と。
で、今週はその難しい「カットの繋がり」のタイミングが良かったなぁ、と。


ちょっと間延びの感じが強い回があったら、コンテ段階でのタイムキープが、ほんの僅か外れてしまってて、実写のように尺に自由度のないアニメの編集で挽回できなかったんかも知れない、と、勝手に妄想したり。


スタップロールの演出はチト名前を見落としてしまったのだけど、コンテは福田道生氏。
はてなキーワードによるとコンテ職人らしい。コンテ段階でどの程度、カット切り替えのタイミングを詰めているのか、とても興味がある。




あと、作画も良かったな、と。
いや、よく言われる「神作画」とかではなくて、作品特性に合った作画だったな、と。
というのも、漏れ様見てて、ギャグ作品だからって絵を「ギャグっぽく」崩す*2必要は必ずしも無いんじゃないかと思っていて。所謂「ダバ絵」もここぞ、のタイミングで、絞って使った方が良いのではないかと考えてたんですね。
つまり、この作品のカラーからいうと、(どちらかと言うと過剰に)整った絵で見せておいて、脚本とタイミングというか、演出的に笑いに落とす、のが正解だと思っていて。
で、今週はギャグ的には絵は崩してなく丁寧な作画だったので、「お話のギャグ」が引き立ってたなぁ、と。




また、今回の「お話」は実質的に2話構成なのな。アバンタイトル前とその後の本編、て感じなんだけど、タイトル前のお話はそれで完結してるんじゃないかと。
でも、その短い「お話」によって、その後の「メインのお話」の主人公達に対比が効いて良いな、と。
原作もこういう構成なんだろうか。あるいはTVオリジナルなんだろうか。
で、TVオリジナルなら、脚本段階で構成されたのか、コンテ制作の結果なのか、演出が主導権取ってこの構成にしたのか。で、動機は何なのか。



知りたい所ですねぇ。

*1:見た範囲でイマイチやな、と思ったのは2回ほど。

*2:例えばここ数回続いていた、「三枚目な絵柄」の環とか