書くの忘れてた

んだけど、今日、町山氏の「『トゥモロー・ワールド』の驚異的長回し」のポッドキャストを聞いたので、「トゥモロー・ワールド」についてメモ。
自分は実は既に劇場公開中に見ていたんだけどね。




事前に「あの長回し、全部CGIなんだよ」みたいな事をブログだったか雑誌だったかで見ていたんだけど、自分としては「いや、もはや自分には、どの部分を、どうやって撮ったのか(CGIにしたのか)判んないな、オレも焼きが廻ったって訳ね(苦笑)」「多分、別アングルで撮っておいて繋いだんじゃないかな。繋ぎの部分をモーフとか使って、自然に見せたん違うかな」とは思ってたんだけども。

  • クルマのカットはドギーカムというリモートカメラの応用。
  • キャラの動き、エフェクトがバッチリ有っているのは、念入りな撮影計画とリハーサルの賜物。
  • 後半、カメラのレンズにピッと付く血糊は偶然。監督は奇跡が起こった、と思った。 Σ(゚Д゚)


という事らしい。
ここにも、「CGならなんでも出来る」「CGなんてボタン一発で出来るんでしょ」みたいな、素人のみならず、業界関係者でもベタに3DCGの現場を知らない人みんなにある偏見が垣間見えて、自嘲なのか冷笑なのか、ともかく笑いが出てしまうな。


あー、けど、ドギーカムねぇ。そういうカメラが有るってのは知らなかったなぁ。ドッグフードの広告撮影はてっきりステディカムなのかと思ってたよ。
さすがに血糊は絶対CGIだよなぁ、本作では一番手軽そうだし*1、と思っていたんだけどその部分こそ実写だったのか。




しかし、この「トゥモロー・ワールド」のカメラの演出の狙いというか意図については、鑑賞後の自分の読みと、町山氏とかメイキングにおける制作者のインタビューが同じだったのが、チョッと嬉しいな。


好き嫌いの話もしておくと。
お話のネタについては、自分はこういうの好きです。
なんかドッかで見た/読んだようなネタだし、ベタだし説教臭いし、ってのも判りますけども。
まぁ、主人公の「自然な視線」に拘ったロード・ムービーって事で、好きだなぁ、と。そんな感じです、ハイ。

*1:そして、ちょっとベタ過ぎる演出だなぁと思っていた。