ノーベル賞、日本人の受賞が連発ですなぁ。ま、取敢えずはメデタイ事で。けど、意地悪な味方すると、「今渡しておかないと!!」みたいな、とっくの昔に賞を授けておかなければいけない方々に、駆け込みで賞を授けたような気がするな。南部先生の名前なんて自分みたいな「ニセ理系」でさえも知っている名前だからなぁ。
まぁ、けど、あと2、30年程すると、インド人とか中国人に受賞ラッシュが来るんだろうなぁ、と。その頃は日本はどうなってるだろうね、と。




●先週、だったかな、CSでリチャード・クー氏っていう経済学者が出てたんだけど、ナカナカ面白かったな、と。ネットではなんか評判悪い感じだし、それまでは良くテレビとかで見掛けたんだけど、ここ5年10年は「全然お呼びが掛からなかった」感じらしいんだけどね。
で、この方の、経済に関する歴史的な観点とか、不況の仕組みとかの「大まかな話」が面白いな、分りやすいな、と。
で、まぁ、景気を良くするには「お金が廻る」様にしないとダメよ、と。ただ借金返すだけだと、ドンドン景気悪くなっていくだけよ、と。で、そのお金が廻るように、どう国が金を使うかが重要よね、と。
そういう話だった気が。
で、ここからは自分が思った事だけど、ここ10年程は金持ちや大企業に金が集まる様にすりゃ皆にお金が廻って景気良くなります、ってんでレーガンの時代から「ブードゥー経済学」って呼ばれてた様な政策が行われてたと思うんだけども、プリミティブな考え方すれば、それおかしな理屈よね、と。金持ちとか大企業に金が集まったとしても、入りが増えた分だけ出が増えるかどうかは、規制や税金が少ない状況下ではその金持ちや企業とかの「心がけ」によって決まる訳で。で、実際どうなったかと言うと、彼らから相応のお金が出て行く事は無くて、所謂「お零れ」は無かったのよな、と。そら「金が廻る」様にはならんよなぁ、と。
ま、一部の企業、一部の地域のみ景気が良くて、大部分は生活に汲々とする、ってな世の中になるのは至極当たり前な事なんだなぁ、と思ったな、と。



●この前書いた、「『宇宙遊泳の動画は捏造』はトンデモである」って事に関連してだけど。まぁ、色々ダイアリーやらブログ見ると、皆さん特殊効果というかVFXについて色々書いてくれてるよなぁ、と。
で、今日たまたま高級官僚を名乗る人のダイアリー見ると、水中撮影フッテージのカラコレの話が。
うーん、うーんうーん。なんか水中での光の波長吸収の理屈とか挙げて、カラコレは生易しいものではない、とか書いてられるんだけど、アレかな、例えば趣味とかでスキューバでビデオ撮ったんだけどカラコレが凄く難しかった、とかの経験があっての事なんだろか、と。「ぜいたくにコンピュータを用い」れば可能かも、みたいな事も書いてあるんだけど、その“ぜいたく”ってのがナニ言ってんのか良く分んないよなぁ、と。
自分は水中撮影のフッテージのカラコレはやったことが無いんで、確実な事は言えないんだけども、でも、撮影するステージがキッチリとライティングされていて、グリーンバックの設営に不備が無ければ、8ビットのビデオ画像で違和感無いくらいにはカラコレは出来そうな気がするんだけど、と。どんなもんだろうね、と。


まぁ、あの程度のクオリティのビデオ画像とか、だいぶ前にも書いた紙焼きの写真をカメラで撮って更にそれをスキャンしたjpg画像、なんてのを基に、画に加工が施されてるかどうかの判別は、とても出来るモノでは無いよなぁ、と。
出来るとするなら、背景とかの被写体が検証側もアクセスが出来て現場の測定なり、追試の撮影が出来て、問題となってる画像の1次ソースのフィルムやビデオやデジタルデータが入手出来る場合ぐらいかなぁ、と。


なんかこう書くと、あたかも自分が「だから捏造されてるかも」と言ってる様に聞こえるかも知れないけれど、その逆で、そのくらい信頼性が無い、この場合圧縮の掛かった動画とかを根拠に○○は捏造であるなんてとても言えません、という事なんで念の為。