2009年仕様の

F1マシンが揃ってきた感じですなぁ。あと、レッドブル系、フォースインディアはまだみたいだけど、主要コンストラクタは、一通り新車発表&テスト走行を済ませたみたいで。


見た中では、自分としてはBMW F1.09が、シンプルさとかフォルムのクリーンさで、形としては好みかなぁ、と。
フェラーリ、ウィリアムズは正常進化っぽい感じが。フェラーリはノーズの先端を延ばしてきてるのと、ミラーステー兼ディフレクタがカッコイイな。けどサイドポンツーンの形状が、よく分からないというか、空気の流れがよく見えなくてなんかな、と。
ウィリアムズはノーズからコックピットにかけてのカーブがイイ。サイドポンツーンの外側のエッジが立った、いかり肩のフォルムもカッコイイな。


マクラーレンは、ここ数年の傾向で、変態チックに形状を詰めてる感じが。
インダクションポッド下の処理、ミッション部分の車体の絞込み加減、エキパイ出口の処理が先日あったばかりの発表会から今年一発目のテストデイまでに既に変更している、とか。
キレてるなぁ、とは思うけど、好みか、というとチト違う。


ルノーは、「あー、この斬新さはルノーっていうかフランスっぽいよなぁ*1」と納得してしまうのが凄いね。CIとしてのF1の役目も果たしているよね。つか、これは偶然?わざと?
今年のトレンドの一つと言える「厚いノーズコーン」、ボリュームを持ったサイドポンツーンから車体後端までの処理、と、カッコ悪さと斬新が紙一重で存在しているよね。
これで速かったら、「斬新」になるんだけども、はてさて実戦では如何に。


で、あとひとつ、トヨタ
上で、ルノーR29はCIを体現している、って書いたけど、このTF109もまぁ、見事に親会社の「らしさ」を表していて、面白いなぁ。
マシン全体の印象が「薄い」というか、TF109らしい[何か」が見事に無いのが不思議。あえて言うならノーズのステー周りだけど、それもどっかで見た様な*2フォルムだしなぁ。


今のF1なんて、空力シミュと風洞でコンストラクタの「らしさ」なんて出し様が無いんじゃないかと思うんだけど、それでもこんなにメーカー色が出てくるのが面白いよね。

*1:いや、今のルノーのファクトリーはイギリスにあるんですけどね

*2:Williams FW26初期型