昨日の夜

NHKで『わたしが子どもだったころ「アニメ監督 富野由悠季」』やってたんで観た。富野御大の回だもの、1時間前からチャンネル合わせっぱなしで放置しておいて、番組のド頭から観ましたとも、エエ。



番組の内容は、ゲストがゲストだけに色んな「スレ」とかが立ってるみたいなんで、そちらを参考にして頂いて。*1
自分の感想は、やー、うーん…。感じ入る所あるんだけど、ソレが何かは、言ってしまったらいかん気がするんで、書かない。自分に対するメモ書きとしてはコレで十分、と。




しかし、冒頭から、御大の完璧主義というか手抜きナシというか、そういう“性格”が良く現れてたなぁ、と。
撮影時に作品制作の谷間だったので、制作スタジオでの取材でなく、NHKの撮影スタジオに富野御大のデスクを再現してのインタビューになっていたんだけど。
番組スタッフの「適当」な*2デスク周りの備品配置に対して、御大自らダンボール何箱もの「実物素材」を持ち込んでのデスク再現に、「ああ、やっぱりそういう人なんだ」(ポジティブ)とオモタな、と。



あと、お父上の戦時中の仕事が、航空パイロットの与圧服の試作というものだったらしくて、その試作品の写真を在りし日の喜幸少年はたまたま目にする事になるんだが。
その試作品を写した写真の実物が、テレビにも写されて自分も目にする事が出来たんだけど、「ああ、コレを目にしたら、SF属性があったらイチコロだわ」とオモタな。
その、試作品というかプロトタイプ特有の、美醜の間の壁の天辺を、危ういバランスで綱渡りするようなカッコ良さと不気味さがあって、自分も凄く目を惹き付けられたな。



あと、ご本人は、エンジニアになりたかったんであってこんな仕事するつもりは無かったんだ、的な事を番組中に言ってたけど、お父上の影響でカメラの知識があったことや、科学技術に強い関心があったのに物理算数の成績がイマイチだったとか、これは別に読んだ本からだけど、子供の頃から「物語の構造」が分っていたとか、ってのを考えると、今の地位というか立場はなるべくして成った、天職といえる職業なんじゃないかと思ったな、自分は。



や、とても興味深く観賞させてもらいました、ハイ。

*1:だた、自分が見たときの解釈と真逆の部分があるんでアレですけど。

*2:フツーの、と言い換えてもいい。