仕事から帰ってきて、

CSのBBCを点けてみたら、中東の有名な“大佐”が演説していた。


この爺さん、かなりの歳の筈なんだが、小1時間くらいだろうか、延々演説していてまだ止まらない。


デモ参加者を麻薬中毒の虫けらと呼びながら、一般市民の皆さん、町に出てこいつらを蹴散らせてください、と呼びかける。
もうココからして、現状認識が錯誤しているのだが、更にはアメリカがやってくるぞ、奴らがこの国を壊しにやってくる!みたいな事とか。
いや、アンタ、アメリカとは「和解」して転向してるやん。つかBBCの解説者もツッコんでたが、やって来てるのは所謂「イスラム教なるもの」であって、アメリカじゃねーし。ある意味対極だよ。


もうね、戦闘機でデモ隊に空対地ロケットで攻撃しているらしいしね、この演説聴いていても出まかせの現状認識といい、不釣合いな“熱狂”といい、ああ、もうこの人、崖っぷちというか狂い掛けな感じよな、と。


まぁ、独裁者ってのは、一皮向けばこういう物なのかも知れんね。チャウシェスクが処刑に至るまでのビデオ映像を思い出したよ。



追記:ウィキペディア見てみたら、なーるほど、妙に熱を帯びた支離滅裂な演説は、「カダフィ節」と呼べるような物なのね。
ま、危機に面して余計に、って面はあるにせよ、「地」からそういう感じなのか。



追記2:ついったーの纏めサイトで、リビアについて詳しい人の解説を読む。
ほー、かの“大佐”は国民を「食わせて」いる権力者なワケね。そんな所が、他の国と違う、と。
まぁ、権力というか政権を維持するってのは、かくも難しいものなんだね、と。