昨日の地震

正直、阪神大震災で命拾いした者としては、こういう場合に何を語ればいいのか、戸惑うばかりだ。この状況においてはどの言葉をもってしても、適切に、状況を評したり自分の心情を表す事が、出来ない気がする。



自分は東京都内のビルの上のほうにいたので、余計に揺れた。立ってる事は不可能、PCやモニタは全てひっくり返り床に落ちた。危うく家具で怪我しそうな人がいたのだが、幸いそこまでには至らず。低層の階にいた人らは、そこまで揺れてなかったみたいだが、自分が仕事していた部署では余震毎に仕事が出来る状況ではなくなるので、部屋を閉鎖する事に。
幸い、自宅まで徒歩でも無理はない距離だったので、歩いて帰宅した。幹線道路に見た事の無いくらいの、徒歩で帰る人の波が。理解できなくは無いが、途中の店のショーウィンドウでテレビが映っているからって、立ち止まって見るのは止めようよ。人の流れがチョークするんだからさ。店もサービスのつもりか知らんけど、止めるべきよね、そういうの。



ま、しかし。
そんなのは、ドッて事無いんだよね、宮城県周辺、そして津波に襲われた地域からしたら。



被害地域の映像に、人気が全くと言っていいほど無いのを見て、涙が落ちそうになる。良い意味で自分が誤解しているだけである事を祈る。
そういうネットやテレビに流れる映像を見て、自分には映像の内容は把握できていても、「当地の状況を正確には想像出来ていない」という事が分るのみだ。