スペインGP 決勝

おー、前回と違い、なかなか攻守白熱した上位争いでしたな。

後半はハミルトンの果敢な攻めが目立ちましたな。あと、もう少しって感じではあったんだけど、残念。マクラーレン・チームは彼に一つレベルを上げた車を与えないとね。

ベッテルは、何とか守りきった、と。彼の隙無しの走りがあったからこそ、優勝できたんではないかな。
しかし、先頭ゆえDRSは基本、無しだし、KERSもフルに使えてないってのはベッテルとウェバーの車載カメのディスプレイ見ていても明らかだからね。従って「素の」車の力だけでここまで戦って優勝できたんで、ま、まだRB7はどの車よりも一枚上手という事だなぁ、と。

車という事では、アロンソはホントに頑張ってるな。第一スティントまでは、アロンソらしい（速さと言うよりは）「強さ」のある走りだったな、と。後ろはレッドブルとマクラーレンのシャーシがDRS効かしてくるのに、簡単に抜かせる事も無かったからね。
でも、堅いタイヤを履いたときの「イケテ無さ」は何とかしないと。アロンソは簡単には出て行けない、というか出て行く先が無いのでチームを移籍することは無いかも知んないけど、このままじゃ当代最強ドライバーのひとりのキャリアを潰してしまいかねんですぜ。

ウェバーは、やはり途切れると駄目だね。ガマンして車の速さを殺さない、ってのが出来ない感じだなぁ。ま、けどコレは彼の性格ともいえるので、直るのかどうか。
アロンソはそこら辺、驚くほど我慢強いと思うんだよね。

バトン、車載で映るメットの「頑張れ日本」のロゴ、見てるよ。ありがとう。
しかし、スタート直後で「何でこうなるの？」って具合のヤラレ加減。なんかそこで、前回のハミルトンの様な感じで失速してしまったような。しかし、3位まで持って行ってる訳で、そこはバトンの「巧さ」とチームの戦略上手の結果、という事でしょうね。

可夢偉もしんどかったですなぁ。でも、何とかかんとか10位入賞したのは、感心するな。1周目でタイヤカットが起こってコレだから、もう少しタイムが伸びればなぁ、と言う場面もあったけど、まぁ、悪くは無いんじゃね?と。
ペレスもね、結構速いドライバーよね。てのも、タイミングモニタ「あれ？こんなタイミングで、こんなタイム出すの？」って感じでポンポン、とタイム出したりするのよな。
いやいや、去年までの可夢偉のチームメイトよりかよほど油断のならない感じがするんだよね。

やー、ベッテルを止める何かが、この先はたして出てくるのか、あるいはこのまま行ってしまうのか、って感じですなぁ。