3年ほど

使ってきた自宅のNASが飛んでしまった…orz
という訳で、暫く前から復旧作業に掛かりきりで。
まぁ、しかし、仕事がひと段落したタイミングで、まだ良かったなぁ。プロジェクトど真ん中だったりしたら、目も当てられない状況になってた事、確実だな。



や、今年に入ってから、普段使いしかしていないのに、突然NASを見失う事が2回ほどあったのな。で、電源(スイッチ)断で再起動すると何事も無く動き始めるから、ちょっとHDDがくたびれて来てるのかなぁ、とは思っていたんだけど。
なんせ3年はほぼ無停止で運用してきた訳だから、ま、当然の寿命なのかな、と。バックアップなりQNAP独自のQ-RAID 1なりの為に外付けHDDがいるなぁ、とは考えていたんだけどね。



で、先日、あるファイルをNASにコピーしていたら、またもやPCからNASが見えなくなってしまって。再起動したら見える事は見えるんだけど、HDDのSMARTを見ると「異常」と。いや、初めて見ましたよ、SMARTの「異常」ステータス。
コレは不味い、という事で、色々考えた挙句、同機種の後継モデルとHDDを買ってきて。早速、データのバックアップをし始めたんだが。
カッコつけてRsyncなんかでバックアップ取ってたら、今回データをコピッていてNASが見えなくなった、そのデータのバックアップに差し掛かった所で、またもやNASが見えなくなる。



イヤーな予感とともに旧NASを再起動すると。
データの入ってるパーティション丸ごと認識出来なくなっとる…orz



くっそー、ひと足遅かったかぁー、と。
地道に、仕事関係とか個人の書類関係とか、そこら辺の重要なデータからGUIでコピーしてたらよかったのかなー。
まぁ、仕事のデータなんかは、頃合を見て手動で仕事PCにバックアップを取っていたんだけど、色々ライブラリやら個人のデータやらを其れなりに整理して纏めていたのが飛んでしまったのが痛いなぁ、と。


しかし、グダグダしていても仕方ないんで、色々ネットを検索してみた。
したらば、一昔前は無かったであろう、強力な、HDDのパーティションの中を直接見に行ったりしてテーブルやレコードを復旧するGPLなツールがあるのな、今は。
で、有難くその「TestDisk」を使わせてもらう。GUIでは無いけど、DOSのファイラーみたいな使い方なので、自分には大して難しくなかった。あとは、それぞれのメニューの意味をネットで検索掛けるなりして理解しながら、コマンドを選択すればOKだった。



結果、9割以上のデータはバックアップが出来たみたいだ。
旧HDDは、ハード的にかあるいはTestDiskでも弄れない深い所で記録の不整合があるのか、一部復旧できなかったファイルがあるみたいだけど、ま、ソレは仕方ないよな。
なんせHDDアクセス中に飛んでしまってる訳だからね。
「Analyse/Deeper Search」で、ある領域に差し掛かったら、カリカリとディスクアクセスして止まらなくなったりしていたから、それなりに重症だったんでしょう。



やーしかし、なんやかやで1週間弱は時間掛かってしまったな。結構タイヘンですた。
バックアップ大事。もうそんな「手でコピー」なんてヤメ。
そんな訳で、もう1個HDDを買い足す予定。それを今まで使ってきたTS-109に刺して、新NASとリモートレプリケーションを組んでバックアップを取る事にしましたよ、と。*1

*1:ま、ソレもあって外付けHDDとかでなく、あえて「お財布に厳しい」NAS追加にしたのな。あと、3年前のTS-109と比べて現行機はCPUが倍速になってる、ってのもあるしね。